
貴林は北欧やインド、日本ほか、他系統の神話も好きなのですが、HPで詳しく語れるほどの造詣はないので、こちらでは基本的にギリシア神話について語っていきたいと思います。
このテーマだったら、2晩ほど語り続けても、不思議ではなさそうですから。
私がギリシア神話に興味を持ったのは、多くの方々とも共通だと思いますが、「星座」を通してでした。小学校3年生の頃だったか、プラネタリウムに連れて行ってもらったことをきっかけに、星を見ることに興味を持ち始めました。一時はかなり熱烈な天文少年でしたし、今でも夜空に星を見上げるのは好きです。
そして星座図鑑では、それぞれの星座にまつわる神話も必ず触れられていて、興味を持ちました。そしてまず、星座の神話伝説にまつわる本を、いろいろと読むことになりました。
はじめに読んだのは当然子ども向けの本ですから、ギリシア神話ならではのトーンは、かなり抑えられたものになっていたように思います。当時の本などを今読み返してみると微笑ましく思えるぐらい、和らげられた書き方でした。
子ども心に、残酷な結末のまま終わる話、理不尽な話が多く、心残りのまま読み終える、ということが多かったと思います。冒険に乗り出した少年がそのまま命を落とすことになったり、美女が動物に変身せられたまま、最後まで元の姿に戻してもらえなかったり…。
元々が、そういう物語だからでしょう。いくら子ども向けに脚色するにしても、ストーリーの中身まで改変することはできません。そのため、ふつうの子ども向けの物語とは違う、という印象は強く受けていました。
だからこそ、惹かれるところもあったと思います。
小学校高学年ぐらいから図書館の一般図書コーナーもたびたび利用し、もう少し高度なギリシア神話の書物を読むようになって、ますますその世界の深さと魅力を知ったと思います。「運命」のドラマとしてのギリシア神話の世界というのを徐々に知って、そして、いまに至ります。
というわけで、このコーナーでは、ギリシア神話の世界について、いろいろと語っていきたいと思います。
このコーナーで取り扱うコンテンツとしては、二つの柱があります。
ギリシア神話随想
エピソード集
です。
また、特撮コーナーとも重なる「仮面ライダーX 神話怪人を語る」は、こちらからもアクセスできます。
今後内容を充実させていく予定ですので、どうぞよろしくお願いします。
(見出しの文字をクリックすると各コーナーにアクセスできます)
阿刀田高『ギリシア神話を知っていますか』新潮文庫
オウィディウス『変身物語』岩波文庫
草下英明『星座とギリシア神話』エール出版社
呉茂一『ギリシア神話』新潮文庫
三枝和子『ギリシア神話の悪女たち』集英社新書
創元社編集部『ギリシア神話ろまねすく』創元社
丹羽隆子『ギリシア神話』大修館書店
ブルフィンチ『ギリシア・ローマ神話』角川文庫
本村凌二『一神教と多神教』岩波新書
山内登美雄『ギリシア悲劇』新曜社
本サイトでは、固有名詞の表記については、ギリシア語に多い長音は省略します。
例: ヘーラクレース→ヘラクレス
それ以外は原則としてギリシア語での発音に準じますが、慣用として日本語で定着したものについては一部、そちらを優先することがあります。
例: ペガソス→ペガサス
ギリシア神話の各エピソードにはさまざまな異聞・別伝が存在します。エピソードの紹介にあたっては、貴林の判断で取捨選択を行っています(別伝を紹介することもあります)。多少の補完や脚色、解釈、突っ込みを加えたものもあります。