16世紀、戦国時代の日本は萩でのできごとでした。
萩藩の藩主である、シマリスのモーリモトナリは、「たまにはひとつ説教でもたれてやるべ」ということで3人の息子を呼び寄せました。
「この矢を折ってみなさい。」
3兄弟に矢を1本ずつ与えると、3兄弟は軽々とその矢を折りました。
「では、3本まとめて折ってみなさい。」
誰も折ることはできませんでした。
「1本では弱い矢も、3本束ねれば強い。お前たちも3人仲良く力を合わせてモーリ家を守れよ。」
「ははっ、父君。」
こうして無事説教は終わり、モトナリは自室へ戻り、残された3兄弟は感動の余韻に浸っていました。
「いやー、いい説教だったなぁ。」
「うん、胸が熱くなって涙が出そうになった。」
「これからは兄弟仲良く、協力していける気がする。」
3人は父の教えを生涯忘れまいと、3本の矢をモチーフにして、背中に3本線の入れ墨をいれました。
「いやー、痛かったなぁ。」
「うん、背中が熱くて涙が出そうになった。」
「これでますます兄弟仲良く、協力していける気がする。」
その後モーリ家では、四男、五男が産まれ、入れ墨の線はその都度書き足されていきました。