学会研究会報告
☆508回横浜市医師会医学研修2012.01.17
「新時代のワクチンスケジュール」講師薗部友良先生
生後6か月までに終了したいワクチンが増えたので同時接種でなければ対応できない。同時接種の必要性と安全性は世界の常識である。接種に最適の部位は世界の常識である大腿部外側部である。昨年3月にヒブ肺炎球菌同時接種で接種後死亡した例が7例が報告されたが、これらはワクチンとは関係ないことが証明された。すなわち死亡例は重篤な心疾患合併例とウイルス感染例(ノロウイルスとメタニューもウイルス)および乳児突然死症候群の例であった。
☆日本ワクチン学会2011.12.11東京
ヒブ肺炎球菌の接種率は全国平均で50%強とのこと。100%公費負担でない所が意外に多く、これが接種率の上がらないことの一因になっているようです。特に意外だったのは東京が100%公費負担でない所が多いこと。
不活化ポリオワクチンは平成24年度末までに導入の予定でその場合今の3種混合とミックスした4種混合になる予定です。ただ移行期にはこの4種と、単独不活化ワクチンが併用されるようです。
☆東日本小児科学会2011.11.23筑波大学
1、日本小児科学会が勧めるワクチンスケジュール
HBワクチンは全小児に接種すべきーーHB陽性の父からの父子感染が毎年120-500例くらい発生していること、慢性化しやすいタイプAのHBウイルスによる水平感染が増えていること、母子感染予防プログラムからの脱落例が少なからず見られることなどが理由として挙げられていました。
ポリオワクチンは不活化でも生でもとにかく接種することが大事で、新しいワクチンが出来るまで待つというのは避けてほしいということでした。
2、子宮頚がんワクチン
子宮頚がんは年間1万人発症し、3500人が毎年死亡している。サーバリックスはHPV16,18だけだが若年性子宮頚がんの80%をカバーするため年間6000人の子宮頚ガン患者を減らし死亡を2300人減らしこの多くは若年者だとのこと。更には1000名の不妊女性になるのを防ぐとのこと。