ステージ 3B


平成15年7月15日
癌研で診察。今日は女房も一緒。

10時30分から心電図。心電図と血圧を測定しながらベルトコンベアの上を歩くトレッドミル検査も行う。
血圧、脈拍測定。
血圧 123−67
脈拍 102

続いて内視鏡検査。

内視鏡検査の先生に「よろしくお願いします」と先に言われてしまう。こちらからは挨拶をしようにも喉に麻酔をされているので話すことはできない。先生の着ている白衣をみるとちょっと綻びているではないか。こんなことは気にしないし人なのだろう。いいなあこういう人。好感。

モニターテレビに写し出された画像は、縁が盛り上がり真ん中あたりは白っぽい感じ。
「中心部は潰瘍になりやすいのです。」と説明してくれる。
5カ所生検。
12時近くに胸部及び腹部のX線写真。午後2時頃からCTの検査。
造影剤を左腕から注入後身体が温かくなる。(これは誰でもなるらしい)。その後気分が悪くなり撮影は一時中止。数分で元に戻ったのでCTを続ける。次回CTのときは「気分が悪くなった」ということを事前に話すように言われる。薬にアレルギーか?

以上で検査は終わり。しばらく待って消化器外科の診察。

今日の診察はDr大山。先日診察して下さったU先生は腸が専門の先生なので胃が専門の大山先生にバトンタッチして下さったらしい。

この大山先生が私の胃を執刀、以後現在まで経過をみて下さっている。大山先生のことについてはまた後で書くことになると思うが、先生は下記「日本胃癌学会」の胃癌治療ガイドライン検討委員会の委員でもある。


胃癌のステージ説明図

ステージ説明図

3bのところが赤鉛筆で赤く塗られている

潰瘍は限局型、ステージは3Bだという。

胃癌のステージは1A、1B、2、3A,3B、4の6っに分れるのだそうだ。
1A、1B・・治る可能性が極めて高い病期。1Aであれば、手術でなく内視鏡による治療でも治る場合がある。
2・・・・・・・・中くらいに進んだ胃癌。手術により治る可能性の高い病期。
3A、3B・・進行はしているがまだ手術により治る可能性がある病期。3Aのほうが3Bより、助かる可能性は高い。
4・・・・・・・・胃癌が進行して遠くの臓器に転移したなどの状態で、現在の医学では完全に治すことが難しい病期。
(日本胃癌学会編「胃がん治療ガイドラインの解説」金原出版による)

私の場合は3Bでも4に近い3Bらしいので治る確率は低く、5年生存率は35%以下だという。厳しい数字だ。10人のうち7人は5年後にいなくなっているのだ。

しかし、手術できるだけでもよかったと思うべきだろう。
この35%という数字はこのときからずっと頭から消えることはないが、最近では35%も治る可能性があるのだ、と肯定的に考えるようにしている。


手術はリンパ節を3群まで切除するそうだ。リンパ節の3群といわれてもピンとこないが、標準の手術では2群までの郭清ということだから、3群までというのはかなり広範囲に切除するということで大手術になりそう。手術時間は6時間位とのこと、術後の合併症予防のため胆嚢も摘出するそうだ。胆嚢は無くても人間の身体は大丈夫らしい。

胃を切除した後の再建法には幽門側胃切除術の場合、ビルロート法とルーワイ法というのがあり、後者のルーワイ法で行うと図で説明してくれたが、ビニールの管でもつなぐような感じで自分の身体の一部とも思えない。
腹の中は大分変形したものになってしまうようだ。