硝酸塩、リン酸塩の減少方法 「ウオッカメソッド VODKA METHOD」(全訳)

Nathaniel A. Walton (Genetics) and Matt Bjornson (Stony_Corals)の両氏による アメリカ RC クラブの報告

栄養分を還元するために有機炭素を使う概念はこの趣味にとって新しいものではありませんが かなりの人気を最近得ています。現在RCリーフクラブ本部(著者の属するアメリカのリーフクラブ) においては炭素源の投入の方法は、この発言の裏付けとなっています。方法でいうと、一つの炭素源 を投入する媒体は色々あります。たとえば、ウォッカ、砂糖または酢(これらの三つの組合せも)など です。特に、この課題に対処するためにRCリーフクラブでは この方法を、古くは二年前にも始めていたのです。

N(硝酸塩)とP(リン酸塩)を減少させるために、ウォッカを使用するという方法

この方法は、飼育者が慎重にウォッカ投与を通して得た結果を示しています。 利用者の皆様はサンゴの彩色とより澄んだ水を得ながら、硝酸塩とリン酸塩分子で劇的な減少を得ることになります。 この記事では、この課題について色々な方法をもっとやさしく理解しやすいフォーマットとして要約し、 これらの潜在的な利点を議論しながら「ウォッカ」の利用方法を紹介したいと思います。

しかし、始める前に、どんな計画と同じ様に、理解していただきたい多くの情報が存在します。 質問があるならば、これを読んでも解答がわからないなら、RCリーフクラブの上で、または、あなたの地元の サンゴ飼育者の間で尋ねてみてください。ウォッカ投与についてしっかり記事を読まれ理解され、質問されること をあなたにお願いしたいと思います。質問なしでは困ります!そして、すべてのよい成果を得るには、きちんと 作業をし、相応の時間、努力がかかるものとご理解ください。

 

炭素の効果・・

さて、炭素(カーボン)は、この世界で4番目に一般的な元素です。それは科学的な「長い鎖」を形成しを自己統合させる能力があり 、自然では特異な存在です。広範囲にわたり「統合構造」を作るその能力と「結合しうる炭素が多量にある」ことに よって、すべての有機体の内部で見いだすことのできる「基礎的な分子」を形成しています。 (炭素は身近で色々な分子と結合しやすく結合することで色々な新しい分子を作り出す特殊能力があるといいたいらしい) 炭素は、「無機質な重炭酸塩」として多量にあなたのサンゴ水槽の中で見つかります。これらの炭素分子が分子の中に複雑 な形に取り込まれると、有機体になると言われています。その特性をいかして特定の有機体の追加によって硝酸塩とリン酸 塩を還元し、サンゴ水槽の景観をすばらしいものできると報告されています。 (炭素のそのような結合能力をうまく利用し特別な媒体を添加することで硝酸塩、リン酸塩の軽減が図れるといいたいらしい) さて、まず、当初は、砂糖、酢とウォッカで実験しました。どれも有機的なものでしたが、私はウォッカ投入の方法にスポット をあてたいと思います。その理由はウィスキー、ジン、他の酒類は香りを楽しむもの、ブランデーは蒸留のそのプロセスのた め異なり、「ウオッカ」がより純粋であるという理由によります。他の酒類は風味を強化する添加物で醸造されています。 「ウォッカ」は、そうではありません。(風味を強める)添加物がもともと入っておらず大部分は水と有機化合物エタノールか ら成ります。この理由のために、ウォッカは安全なものとなっています。つまり、サンゴ礁環境の範囲内で危険に作用する他の 有機分子を加える可能性をなくす意味からも他の酒類より安全というわけです。

なぜ有機炭素投入なのでしょうか?

有機炭素の投入の目的は、サンゴ水槽の中の過剰な栄養分の減少にあります。 有機カーボン付加物から還元される2つの主な栄養分は、硝酸塩とリン酸塩分子(NO3とPO4)です。 リン酸塩の減少により、サンゴの石灰分を強化し珊瑚の成長を期待できます。その上、より低い硝酸塩とリン酸塩は迷惑な藻類、泡と髪状のそれらを軽減します。ウォッカを使用した人から何度も検証され 報告されました。また、藻の減少は、水槽の中で硝酸塩とリン酸塩が減少した結果でエタノール投与の直接的な効果でないことも 覚えていただきたく思います。これらの潜在的な利点にから水槽のサンゴ生体環境では通常見つかっていない有機炭素源を添加した人がおられます。 つまり、最も多用される有機化合物は、エタノール(ウォッカとして店で売られるものですが)です。ウォッカ/エタノールの 追加は、バクテリアの生物量を増やすと考えられます。これのために、ウォッカ追加は、細菌増殖とその再生を生み出します。このプロセスで、水(硝酸塩とリン酸塩を含む)の中の栄養分は、細胞合成と生存能力に必要な新しい高分子を作り出すために消費 されます。この急成長と再生により、硝酸塩とリン酸塩は、販売されている大部分の水質検査テストキットで検査すると、速やかに 劇的なレベルまで下降させることができます。バクテリアの増加した生物量はスキマーの中で増加部分として顕著に見られ、そのため ウォッカを追加することなく無駄な部分は除去されてしまいます。増えたスキマーで除去される物質は硝酸塩とリン酸塩が減少している水槽の中で それらを同化したバクテリアや細菌の生物生産物を取り除くと考えられます。

有機炭素を不必要に多く投与しても(調べてみると)より大きな有機分子がいつ調べても水槽の中で見つかる ので有機炭素はサンゴ水槽環境で制限されてしまうとは考えられません。しかし、従属栄養細菌が利用しうる有機炭素の量から 見ると、投与する有機炭素は皆様からリーフ本部に寄せられ報告された事実と観察から検証すると制限されなければならないと思えます。 (ウオッカはいれすぎないこと!の伏線)この方法は、効果的に水槽システムから硝酸塩とリン酸塩を取り除くことができない水槽 に適用できますが、もともと硝酸塩とリン酸塩が高水準に含まれない安定した水槽は、炭素源を投入し使用することによっても大き な利点を得ないかもしれません。

 

器材 - プロテインスキマーは絶対の必要なもの!

さて、すばらしいとお思いながらも、なぜすぐにウオッカを私は自分の水槽に投入し始めることができないのでしょう? 酒を置いてある棚に向ってる前に、単純な答えをいいますと、過剰に入れるとサンゴ水槽への深刻な影響と有害な影響を与えるからです。 この潜在的問題を回避するには少しの基本的な器材と適正な投与が必要です。絶対必要なものは、強力なプロテインスキマーです。この 方法を使用し良い結果を報告した人々は、プロテインスキマーを持っており、薄茶色から黒いヘドロまでスキマー物質の変化を報告し ています。 これはスキマーに鍵となる要求、つまり2つの理由から重要なものです。

@ガス交換。

増加した細菌の生物量と成長は、水槽で溶存酸素濃度を低下させます。死とまではいかないが、あまりにたくさんのウォ ッカは酸素の急激な減少を引き出してしまいます、あなたのサンゴ水槽にストレスを引き起こすことがあります。

Aバクテリア/高分子多数を放出すること。

ウォッカ追加によりさらに低い硝酸塩とリン酸塩レベルになります。投入する有機カーボンに よって統合された窒素とリン酸塩を取り除きたいのでしょうから。効果的なスキマーは、そのような除去をしてくれます。 J rg Kokott氏(最初のこの方法のキーパーソン)は、水槽内で溶存酸素の高水準を維持するためウォッカ投入の期間の間は、オゾ ンの使用を推薦しました。溶存酸素のこの減少は、ウォッカ追加の後、ORP測定で間接的に観察できます。絶対必要条件ではありません が、RCクラブの参加者からはオゾンは酸素の濃度を上昇させることによって水槽の保護レベルを 引き上げるとも報告されています。 Gelbstoff氏(水の黄色化問題にとりくんだドイツ人)は、時間とともに水族館でその旨を報告しています。ウォッカまたは他の炭素 源の追加により、有機物から黄色がかった水になる可能性があると言っています。この問題を解決するため、黄色がかった水の分子に関係 のある有機分子を除去するためにオゾン発生器を利用しました。オゾンは、魅力的な選択です。廃棄物の除去の他、過剰投与の際に酸素を加える働 きをします。継続にオゾンを投入することに興味がない人々には、この問題の他の解決では、活性炭の使用や黄色が消える まで定期的に水を換えることをおすすめします。

 

具体的な投入方法

これからの指示方法は、単に80プルーフのウォッカ(40%のエタノールを含む)を使うことだけに集中するとします。それらは現在使わ れもする他の有機炭素源には言及しません。つまり一般のグラニュー糖(蔗糖)とか酢(ナトリウムアセテート)などのことです。 投入方法は、J rg Kokott氏によって報告され、適切に我々によって使われています。まず、あなたの水槽の硝酸塩とリン酸塩のレベ ルをテストしてください。あなたがこれを知らないならば、投入しないこと!感度の高い良いテストキットをおすすめします。これは、後ほど 述べますが、投入量を決定することにとって重要です。投入する間、各々のタンクの必要条件が異なると思いますので、しばしば試験して、 必要に応じて一回分を決定し投入することをおすすめします。 正確に一回分を投入することは最大に重要です。注射器のような段階的なに測定できるツールは、何かと便利です。テストキット寸法の ジャーナルがおすすめです。

では、あなたの水槽のの総水量(NWV)を推定してください。(水槽量+サンプの量+レフュジム水槽量++リ アクター分) -(ライブロック量)。正確にライブロックによって水量を計ることは、難しいと思えます。ライブロックの重量に自信がない ならば、あなたの表示タンクの総水量から30%をとることを提案します。ウォッカ投入については、、実質水量を過小評価すること で危害がないのでおすすめしたいと思います。

次に、例えば、あなたのセットアップが実質水量100ガロン(約400リッター)と仮定しましょう。 当初の投薬量は、3日の間毎日続け、25ガロン(~100リットル)総水量につきたった0.1mlのウォッカです。つまり100ガロン(400L) の総水量では投薬量は、この期間中、毎日0.4mlです。継続のために1日の投薬量を1日2回にわけて量に減らし、投入することが良いで しょう。4-7日目はで25ガロン(100l)の総水量につき0.2mlのウォッカにとし、1日の投薬量を二倍にします。 100ガロン(400L)の水槽をお持ちのあなたならの投入量は、この期間中、毎日0.8mlです。

1週間目は・・・

一日目 100L なら 0.1mL 400Lなら 0.4mL

二日目 100L なら 0.1mL 400Lなら 0.4mL

三日目 100L なら 0.1mL 400Lなら 0.4mL

四日目からは2倍にする。

四日目 100L なら 0.2mL 400Lなら 0.8mL

五日目 100L なら 0.2mL 400Lなら 0.8mL

六日目 100L なら 0.2mL 400Lなら 0.8mL

七日目 100L なら 0.2mL 400Lなら 0.8mL

毎以降の週、水槽の水量にに関係なく、ウォッカをさらに0.5mlを加えてください。この点で、2週目からはあなたの水槽の量400Lの例 でいえば投入量は、毎日1.3mlです。あなたが栄養を含むレベルが今週の間、減少するのを見ないならば、次の週、毎日1.8mlとして 1日の適用量のためにさらに0.5mlを加えてください。

2週目は ・・・

8日目  100L なら 0.7mL 400Lなら 1.3mL

9日目  100L なら 0.7mL 400Lなら 1.3mL

10日目 100L なら 0.7mL 400Lなら 1.3mL

11日目 100L なら 0.7mL 400Lなら 1.3mL

12日目 100L なら 0.7mL 400Lなら 1.3mL

13日目 100L なら 0.7mL 400Lなら 1.3mL

14日目 100L なら 0.7mL 400Lなら 1.3mL

3週目は・・・硝酸塩、リン酸塩が減少しないならばさらに0.5ml追加 減少していると2週目の投入量のまま。

15日目  100L なら 1.2mL 400Lなら 1.8mL

16日目  100L なら 1.2mL 400Lなら 1.8mL

17日目  100L なら 1.2mL 400Lなら 1.8mL

18日目  100L なら 1.2mL 400Lなら 1.8mL

あなたのNO3とPO4レベルが下がり始めていると、現在の投入を維持してください。 たとえば、あなたが2週目で下がり始めているとわかったなら、総水量100 ガロンのあなたが硝酸塩が検知されなくなるまで継続的に1.3mlを加えてください。 あなたのNO3とPO4レベルがあなたのテストでほとんど検知されない状態になったら、半分にあなたの現在の投入をを減らしましょう。 これは、あなたの当初の維持量となります。 (たとえばレベルが2週目の間に下がるとわかったならば、検知されないレベルに落ち 着いたらその後の投与量は毎日0.65mlであるでしょう。つまり1.3ml÷2です) その後硝酸塩とリン酸塩に対する検査を続けてください。

未来に検出されるようになると思えると、レベルが減少し始めるまで、 週につき0.1mlの増加をしてください。あなたがその投入を維持すれば、レベルは結局検知されないものに後退します。これが、 あなたの新しい維持量になります。 あなたが投入をすることで、生体にストレスの徴候がないか毎日よく観察してください。 いかなる種類のストレスに気がつかれたら投入を止めてください。または、半分に投入を最小限として減らすようにしてください。 何かの理由であなたがあなたがその日の間投入したかどうかうっかり忘れてしまったら投入をしないでください。 二度加えるより、偶然に投入を逃すことのほうが望ましいのです。(ジャーナルは、これが起こらないようにします)

前日に投入しなか ったからといって、投入を決して二倍にしないでください!

 

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