東京滞在日誌

毎週日曜日更新 (SINCE 30 SEP 2001)


1月2日(2005年)

<迎春>


本年もよろしくお願いします。

年の瀬最後の最後までスマトラ沖の大津波や奈良の小学生殺人事件犯人逮捕など、紀宮の婚約が霞んでしまう程「災」に囲まれた一年が終わりを告げ、心新しい新年となりました。

横浜はじめ各地で三が日はおだやかな晴れ空となって、気持ちがよかった。家の前を箱根駅伝が通過するところに住んでいるので、旗振りして選手を応援するのもいつもの新年恒例行事。

短い年末年始の休みだったから、かえって充実したものとなった気がする。

そういえば、大晦日に娘と「ハウルの動く城」を観て来た。いつもながらの宮崎アニメで、多少パターン化してきたし、絵も何かの作品で見たような気がしてしまうものが多いのだが、 魅せる力はさすがのもの。集中して最後まで物語に溶け込ませる。テーマは18歳の心を持った90歳の老女。魔法である日突然老女にされてしまった主人公の物語。ただ子供が受け取るメッセージと自分が受け取ったメッセージはちょっと違うかも。 日本の老人問題を考えさせられる。

心は子供。痴呆老人のみならず、先祖がえりすると、だんだん子供っぽくなるというのが一般的。気持ちを若く生き生き老後を暮らして行ってもらえば、社会全体にもいい影響がでる。 「老人問題」も「肉体老化問題」であって「心」は別問題、という気もする。

「豊かな心」。それが今年のテーマかな。




<今週のフルボトル>


昨年の締めワインと今年の初ワインはいづれもシャンパン。やはり人が集まる時の乾杯にはうってつけである。

いづれもドイツの高級スパークリングワインという触れ込みだが、中甘口・甘口と書かれている割には、意外と辛口の印象。今の季節、暖房を入れていない部屋や車のトランクとかに入れておけば、 十分適温になり、その点なかなかいい季節かも。いづれも木目細やかで上品な味わい。シャンパンと比べて少しカルキ質が少なく、ふくよかさより繊細さを感じさせる。

■ニグラ・リースリング・ゼクト・ブリュット Nigra Riesling Sekt Brut (Sekt bA/白・中甘口・発泡)
飲み頃温度/約10℃ 合う料理/魚のクリーム煮やソーセージなど
深い黄緑色に星の様な輝きがある。泡立ちもリズミカルで小さな宝石を連想させる。ピーチや青リンゴの香にイースティさがスパイシーさを出している。酸味がしっかりしているので、ほど良い果実味がはっきりと生かされている。バランスの取れた味わいが良く、泡立ちの優しさが口に含むとスッキリした味わいを出している。

■モーゼル・クリスタル・ゼクト・トロッケン Mosel Kristal Sekt Trocken (Sekt bA/白・中甘口・発泡)
飲み頃温度/約10℃ 合う料理/海老サラダやホタテのムースなど 綺麗に輝き黄緑色。
照りも良くフレッシュな色合い。軽やかであるがリズミカルな泡立ちが良い。やや甘味が目立つがピーチや洋梨風の香を含んだ果実の甘味があり軽やかであるが楽しい味わいである。ジューシィな中にもスッキリした甘味のキレが酸により造られそれが爽やかな味を見せてくれる。

■モーゼル・クリスタル・ゼクトハルプ・トロッケン Mosel Kristal Sekt Halb Trocken (Sekt bA/白・甘口・発泡)
飲み頃温度/約10℃ 合う料理/フルーツサラダや魚のムースなど
淡い色調の黄緑色の泡が静かに昇る。青リンゴやトロピカルフルーツの香に軽いイースティ香あり。甘味が口の中へと広がり心地よい泡が舌の上でリズミカルな優しい感じを与える。ソフトな味わいとフルーツの甘味があり軽いがスムーズで楽しい味わいである。



12月26日

<矢井田瞳>


23日の祝日に、矢井田瞳・東京ドームコンサートなるものに行ってきてしまった。月曜日に懸賞応募していたJALから当選の通知でチケットを突然GET。なかなかラッキー。

席は三塁側の内野席で一番後ろの席。まあ贅沢は言えないが、スポットライトを頭の真上から照らしており、その意味では遮るものなくよく見えて満足。超満員になるとは思っていなかった だけに、4万人を超える観客を見渡すのはなかなかのもの。ヤイコもさんざん「めっちゃ気持ちいい」を連発しいたが、自分の作った曲を自分が歌う姿を見るために、わざわざ4万もの人間が集合して、しかも終始総立ちで手拍子してくれれば、そりゃ気持ちよかろう。

その「気持ちよさ」と「集まった人のパワー」と久しぶりに感じる「熱気」にすっかりリフレッシュ。

帰りがけに水道橋の「王将」に行って、学生たちに混じってビールや餃子をほうばり、気分はそこで一気飲みしている学生と同じ。

自分の年を感じると共に、忘れていた学生感覚も思い出した。何もわからなくても何かエネルギーを感じて行動していたあのころの自分。

わくわくする気持ち。がむしゃらな気持ち。まっすぐ見つめる視線。

いくつになっても変わらない、大切なもの。

狡賢くこじんまりとするのは止めよう。

そんなことを漠然と感じて、生まれ変わった気分を味わった。THANK YOU!




<今週のフルボトル>


今週はクリスマスもあり、赤・白・ロゼを各1本ずつ飲んだ。

赤と白は営業斡旋で2本3000円で購入。そこそこいいシャルドネの白ワインとボルドーの赤だが、自分好みではなくちょっとがっくり。

もしかしたら、ちょっとワインに飽きがきたのか、それとも舌が肥えてしまった故の悲劇か。少しワインから離れてみようか。正月はやはり日本酒?

■バルドリーノ・キアレット・クラシコ'02 Bardolino Cbiaretto(DOC/ロゼ・中辛口) 飲み頃温度/約9℃ 合う料理/海老とトマトのサラダやブイヤベースなど
葡萄品種/コルビーナ・ベロネーゼ、ロンディネラ、モリナーラ
明るいピンクにかすかにオレンジ系の色が入り、桜貝色の広がりを見せてくる。苺やチェリーの香に、酸を含んだグミの実の香、さらにフラワリーな香も。果実味豊かな甘味をやさしい酸味が包み心地よい味わい。口中に花のような甘味が広がり、ほのかな渋味が味をひきしめている。
赤・白は詳細を忘れてしまった。残念!



12月19日

<垣根>


何もかもボーダレス。垣根がなくなってきたと感じるこの頃。

年下の男性正社員の名前を呼び捨てで呼ぶ女性先輩社員や女性同期。服装も後からでは区別がつかず、顔を見ても男女どちらかわからないこともざら。

会社も昔は規制業種と言われたが、今ではほとんどの垣根が取り払われて、相互に自由に参入できる。

その結果どうなったか。

能力給・資格取得・サービス残業・転職・年功序列の崩壊・会社の一体感喪失・・・・・

肯定的とも否定的とも言い切れない単語の羅列だが、裏にある言葉は「安住」の喪失と「危機感」の顕在化で共通する。

今年のキーワードは「災」らしいが、垣根がない世界はやはり災いが舞い込みやすいのかもしれない。「安住」は「能力もないのに居座る」イメージだが、「安全に住まう」と考えれば、 「敵から身を守る能力のない者でも安心して暮らせる」ということ。どこがおかしいのか?それが長い間人間が求めてきたものではなかったのだろうか?

野獣の住む下界から垣根で囲んだ自分たちの安全な土地を作る。それが人間進化の原点ではないのか。生まれてから垣根しか見たことがない我々世代は、その垣根をなくせば世界が広がる と考えがちだが、そこには無秩序な下界が待ち受けているだけ。そんなことにようやくちょっと気づいた。

明日は何を隠そう会社から突然要請された「資格試験」の日。会社が新業種に参入する為、今の仕事に関係なく取らされる。うー時間がない。睡眠時間と勉強時間もボーダレスになりそう。 今更ながら「垣根」がほしい、と叫ぶのは、計画性がないだけ??




<今週のフルボトル>


今週も、外で中で結構飲んだ。でも家で飲んだ下の2本は今一。イタリア・ワインはやはりコクがない。薄っぺらい味なら白の方がいい。

とはいっても、シャンパンを飲み続けるのもちょっと食傷気味。うーん、考えさせられる1週間。ん?何のこっちゃ。

■メルロー・ヴェネト'02 Merlot Veneto(IGT/赤・MB) 飲み頃温度/約17℃ 合う料理/クラブハウスサンドや生ハムのチーズ焼き
葡萄品種/メルロー100%
淡いルビー色で薄紫色の広がりが素晴らしい。ブルーベリーの香にコンポートした洋梨、ピンクの花を想わせる香。ソフトなタンニンを酸味と甘味がやさしくコントロールしている。全体的にフラットな印象で、果実の甘味と酸味のバランスが良く、飲みやすい味わいとなっている。

■バルドリーノ・クラシコ'02 Bardolino Classico(DOC/赤・FB) 飲み頃温度/約17℃ 合う料理/鴨のコンフィとハンバーグ・トマトソースなど
葡萄品種/コルビーナ・ベロネーゼ、ロンディネラ
赤いバラを連想させる濃い赤紫色。ブルーベリーのかおりにコンポートした無花果、ドライフルーツや、土に由来するのか、スパイシーな枯れ葉風の香も。酸味に少々甘苦いタンニンが絡み、豊かな味わいとなっている。果実の甘味も充分に豊かで全体的に大きな味わいとなっている。



12月12日

<ギター侍>


たまたま手に入った「ギター侍のうた」のCDアルバム。初回限定発売、なんていうのは常套句なんだろうが、若手お笑い芸人の出る番組の中でも注目していたので、ちょっとHappy。 10分ぐらいの3ネタなのだが、何回も聞いてしまい、頭の中はすっかり「ギター侍」している。

「。。。って言うじゃない」「残念!」「○○切り」、そして「切腹」。よくよく考えると「笑点」で「○○とかけて●●と解く、そのこころは××」の流れ。さんざん有名人を切って 最後に自分を貶めて「切腹」する展開は、「まちがいない」の長井秀和と同じ。今復活ブームの笑点と長井の掛け合わせなら、それこそブレーク「まちがいない」。

そこで自分もひとつ

♪このごろワインの味がわかってきた。安くておいしいワインがいっぱいあってうれしい。。。。。って言うじゃない。。。。

でも、そんなこと関係なく飲んでいるのはあなたですから!

残念!

サラリーマンの安酒飲み切り!




<今週のフルボトル>


飲んだフルボトルで先週の私生活が振り返ることができるものである。メインは木曜日のクリスマスパーティーで白ワインと赤ワインを全部で20杯くらい飲んでしまった。まあフリードリンクだったし 大騒ぎしていたのであまり気にせず悪酔いもしなかったのだが、口当たりのよいワインだった。ラベルを見せてもらえばよかったが、白はシャルドネ中辛、赤はメルローのミディアムライトボディーと いった感じ。2次会で終電まで騒いだし、翌朝早番で朝8時までにはオフィスに着いていないといけなかったのでなかなかハード。

今月に入ってからやはり飲むケースが多いが、やはりワインに合う食事というのは存在するし、何でも強引にワインを取り込むのはいただけない。でもワインを意識するようになって思うのが、 いかに料理にお酒を合わせるか、という発想が少ないことである。どんなお店でも大抵の種類のアルコールを用意しているが、まずもって料理を決める前にお酒を決めさせることがいかに 多いことか。「まずは生ビール人数分」なんていうオーダーをつい最近までしていた自分に言われたくない、と言われそうだが、どんな食材のどんな味付けの料理かわからないのにその 時の気分でまずオーダーさせられるのは止めてほしい。

クリスマスパーティーでもイタリアレストランを借り切ったこともあり、何の疑問もなく白ワインをオーダーしたが、周りを見渡すと男でビール以外だったのは自分だけ。まあ、仕事後には ビールという気持ちがよくわかるが、食前酒として何か気の利いたメニューがあれば、レストランの品位を感じさせ、評判を呼びそうなのだが。南青山発でやってほしい気もする。

話は変わるが、先々週まで飲んでいたカリフォルニアワインのように、カルベニとかメルローと名乗っているワインは、実はカリフォルニアでは高級ワインの部類だそうな。 確かに、あのシャトーマルゴーと同じカルベニソーヴィニヨンを使った選りすぐりです、なんて言われるとちょっと飲んでみたくなるし、実際そうやった売り込んできたらしい。 だからぶどう品種を前面に出すにはその品種をカリフォルニアだと75%、オーストラリアだと85%使っていないと法律違反になるという。 道理でおいしかったわけである。ちなみに品種を名乗れない安ワインをジェネリックワインという。

安かろうまずかろうのカリフォルニアかもしれないが、ちゃんと戦略がある。それに比べて日本のワインは少し寂しい。昨日の日経土曜版にも日本のワインが取り上げられていたが、 ネーミングからして中途半端。ボルドー風に「シャトー」を名乗ったり、ブルゴーニュ風に「ドメイヌ」を名乗ってみたり、はたまたカリフォルニア風に「メルロー」といったぶどう 品種を前面に出したり。いっそうのこと「番地」を出すとか、「山梨」で勝手に登録番号を作ってその番号を前面に押し出すとかすると、収集家のようなちがった角度の人たちにも 注目を浴びて副次効果もありそうな気がするのだが。

家で飲んだのは下の2本。イタリアワインを意識して飲んだのは初めてだが、はっきり言って安ワインだったこともあり、赤は失敗。常温で飲んだら格の違いを感じすぎるので、よく冷やして ロゼワインと考えるといいかも知れない。その時はカルベニではなく、多分メルローとかの方がいいのであろう。同じシリーズにメルローも買い置いてあるので、来週のお楽しみ。

でも白は意外なほどGOOD。やっぱりイタリアらしい陽気さがこういうハッピーな味わいを出すのだろうか。秋より春から初夏にいいかもしれない。

■カベルネ・ソーヴィニヨン・ヴェネト'02 Cabernet Sauvignon Veneto(IGT/赤・MB)

飲み頃温度/約17℃ 合う料理/オックステールシチューやポトフなど
葡萄品種/カベルネ・ソーヴィニヨン100% 濃厚で深みと広がりのある赤紫色。そして若々しいヴァイオレットの輝き。ラズベリーの香にやまもも、木の香、茎からくるスパイシーさと木の実の心地よい風味。力強い酸味とタンニンの中をもぎたてのアプリコットのような甘味が広がり、バランスしている。オイリーな舌触りも好印象。

■ソアーヴェ・クラシコ'02 Soave Classico(DOC/白・辛口)

飲み頃温度/約10℃ 合う料理/シーフードサラダや海老フライなど
葡萄品種/ガルガネーガ、トレビアーノ 草原の広がりを連想させる淡い色調の薄黄緑色。綺麗な照りが入っている。青リンゴにライムのスキンフレーバーが心地よく香る。爽やかな酸味とフルーツの甘味が程よく溶け合い、トロピカルフルーツを食べているかのよう。後口の軽い渋味がスッキリ感と清涼感を楽しませてくれます。



12月5日

<ヨン様>


冬のソナタを観たわけでも、韓国が特に好きなわけでもない自分がヨン様を語っていいのかよくわからないが、これだけブームが続いていると一言いいたくなるものである。

何がいいのか、どこがいいのか、今まで関心がなかった分特に情報を持ち合わせていなかったのだが、今回いろいろな飲み会で面白い意見を聞いた。まずはなぜ日本人女性が 引かれるのか。そう聞くと聞いたほとんどの女性は実はヨン様ファンではなかったのだが、結構客観的に答えてくれた。まずこの時点で日本人女性に変化を感じる。 「犬の遠吠え」ではないが、20代後半から40代にかけて女性が自分や周りの女性の行動を冷静に分析して語ることができるようになったのは、今までそれを表に出さなかった だけの話かもしれないが、感情的な言葉を交えることなく語れるのはちょっと男性的になってきた気がする。

いきなり話が横道にずれたが、女性から観たヨン様は、女として男に期待する要素がピュアに表面に出ているようである。あともうひとりブレークしているピン様?と比較して、 中性的な魅力のヨン様とワイルドというよりニヒルな魅力のピン様との相乗効果が、今のブームを長引かせているとのこと。

ヨン様の中性的な面は、何もおすぎとぴーこ的なものや、かばちゃんのような「おかま」ではなく、清潔で自分に危害を加えない、それでいて優しく見守ってくれるイメージ。 それに加えて、どことなく心をときめかしてくれることをさりげなくしてくれる、そんな印象が、ドラマのイメージと重なって、古きよき日本にもあったような、原風景を感じ させ、こころの底から沸き立つような熱狂につながっているようである。

いい年したおばさんたちが、何をとちくるっているんだ、なんて冷めた目で見ている日本人男性も多いと思うが、昔の西洋人に日本人があこがれた時代とは大きくちがって、 外見や西洋文化へのあこがれ的な要素はほとんどなく、純粋に一人のアジア人男性のイメージが、日本人女性のツボに入っているのである。そういう意味では韓国版「マツケン」かも しれない。マツケン・サンバで熱狂するおばさんも異様だが、ヨン様は言葉がわからない分もっとよくわからない。そのミステリアスというより「情報不足」もいいのかも しれない。

これだけマスコミやインターネットで情報をふんだんに入手できるようになっても、所詮日本国内と英語圏の情報があらゆる面で広がっており、そのほとんどと言っても過言では ない。しかし、韓国の一男優のおっかけ、となると、結構大変そうであり、そのレアさが、またその満たされない想いが、夢を膨らませて助長しているのかもしれない。 まずは、韓国に行ってみたい、どんなところで撮影されたか見てみたい、からはじまってどんどん渇望するのであろう。

むむむ、それってどこかでもありそうな話し。なーんだ自分のワインと同じじゃないの。もちろんワインやそれに関する情報もあふれているけど、韓国と同じでフランスやイタリアの 生の情報というのは意外と少ない。しかも原語や現地で知りたい・感じたいなんていう欲望も生まれてくると、結構長いブーム(マイブーム)になりそうな気もする。 何かに熱中できて、しかもすぐには与えられない、満たされないものへのあこがれ、かもしれない。




<今週のフルボトル>


そんなつもりはない?のだが、よく飲んでいる。家の外で飲んだフルボトルは12本(6種類)、大人数で飲んだから1種類1〜2杯であるが、まあそれにしても多いかも。銘柄ははっきり覚えていないが 食前ワインとしてフランスのスパークリングワイン。途中白から重めの赤へと流れて、ドイツ白ワインをデザートワインとして締めくくり。なかなかなもんだったが、話に夢中になって 味を今ひとつ覚えていないのがちょっと残念。

ハウスワインは2本。飲み会があった2日を除いて平日4日で2本。1日は休肝日。セバスティアーニ・シリーズを飲みきってしまった。よくよく値段を見ると結構高級で、こんなペースで 飲むと小遣いがなくなってしまいそうだが、そろそろボーナスシーズン。そう思ったらまたイタリアワインの6本セットをオーダーしてしまった。来週も飲みまくるぞー!

下の2本はそれぞれのぶどうの特徴を美味く引き出したお味。こうやって4種類を飲むと、ちょっと野性味のあるジンフォンデルが結構自分には合っている気がする。 女性にはやはりピノノアール。メルローはちょっとインパクトに欠けるが料理を引き立たせるにはいいかも。カルベニは王道ながらちょっと人と料理を選びそう。自分にはチーズとか と一緒にゆっくり楽しみたい気持ちにさせる。

■セバスティアーニ・メルロー'00 Sebastiani Merlot(赤・FB) 濃いガーネット色の輝きが見られる。真紅のバラのニュアンスあり。ブラックベリーや赤スグリそして干した果実の香りあり。ミネラルの風味。果実の甘味がソフトな味わいを見せる。それを酸味とタンニンが包み込みバランスの取れた味わいである。少々ネットリ感のある果実の甘味が余韻まで続き、それが余韻の長さに繋がる素晴らしさを出している。 2,780円(税込2,919円)

【ワインスペクテーター84点】 【Wine Enthusiast('99年産)93点】 葡萄品種/メルロー75.1%、カベルネ・ソーヴィニヨン14.7%、プティ・シラー6.3%、カベルネ・フラン3.9%。17ヶ月間新樽と古樽で熟成。2000年は天候不順で難しい年でしたが収穫の早いメルローにとっては成功した年となりました。 飲み頃温度/約17℃ 合う料理/スペアリブ照り焼きソースやポークソテートマトソースなど

■セバスティアーニ・カベルネ・ソーヴィニヨン'01 Sebastiani Cabernet Sauvignon(赤・FB) 深く濃い赤紫の中にガーネット色の輝きがある。綺麗な色調であり照りも良い。ブルーベリーやコンポートした赤いフルーツの香りに軽いクリーミーな香りもある。ほどよい酸味と少々苦味を感じられるが濃縮された果実の甘味とタンニンが豊かなボディを出している。メリハリの取れた味わいの中にフレッシュな果実味が嬉しい味を出している。 2,980円(税込3,129円)
【ワインスペクテーター89点】 【Wine Enthusiast('00年産)90点】 葡萄品種/カベルネ・ソーヴィニヨン84%、カベルネ・フラン7%、メルロー6%、シラー2%、マルベック1%。ワインは絶妙なブレンドののち、21ヶ月、アメリカンオーク樽で熟成。2001年はカベルネ・ソーヴィニヨンにとって、ここ20年で最も偉大な年となりました。 飲み頃温度/約18℃ 合う料理/ローストビーフ赤ワインソースや、ローストターキーなど

11月28日

<中華街>


先週はずっといい天気で、お出かけ日和。とはいえ遠出はやめて近場めぐりをした。年賀状に使う家族写真の撮影も兼ねて、元町や中華街、みなとみらい、といった近くて遠い「近場」 を久しぶりに探索。車で行けば10分もかからないが、駐車場が少なく料金も気になるのでバスや電車を使って行動。

まずの変化は「みなとみらい線」。地下鉄だから景観が大きく変わったわけではないが、「元町・中華街」駅や「みなとみらい」駅の入り口で記念撮影。なかなか観光スポット巡りには よさそうである。ただまだ開通したばかりで出入り口近辺は空き野原、というケースも多い。

元町は相変わらず華やかだが、店も多少入れ替わって、BOSSやブルックスブラザーズが目立つようになった気がする。ここにあまりチェーン店的な店があってほしくない気もするのだが。 それに比べて中華街は独自性が高い。中華大世界が開店して、すっかり観光スポットになっていたが、入場料500円はちょっといただけない。中でも安くないレストラン街かと思うと ちょっと足が遠のく。まあ地方からわざわざ観光に来た人には気にならない値段かもしれないが。

ちょうど上海蟹の季節なので、昼飯に食べてみたが、拳骨ぐらいの大きさで2200円は高い。味はまあまあだが、先々週上海に行ってきた同僚が一匹300円くらいでたくさん食べてきた 話を聞いていたので、やはり本場に行くまで食べなくてもいいとの結論。いつ本場にいけるか全くわからないけど。ここだといつでも来れるし、近いから観光地であることをすっかり忘れて いつもの感覚で値段を考えてしまう。この雰囲気をすぐに味わえることに感謝すべきかもしれない。

それにしても、久しぶりに探索した中華街は、改めて大きいと感じた。いろいろな国でチャイナタウンに行ったが、どこも安物アサリのショッピングになりがち。グルメで回れるのは 他とは違う気がする。中国に対する感情が先日のサッカーアジアカップや潜水艦の領土侵略などでだいぶ悪化している今日この頃だが、そんなことは全く関係なく時が流れている。

日本人が鈍感なのか、経済と政治は別なのかよくわからないが、自分たちの中にある共産国家としての中国が、実は政治的に何も変わっていないことをもう少し考えた方がいいのでは ないか、なんて考えるのは野暮であろうか。そんなことを感じながら中華まんの買い食いをしていては説得力のある意見にはならないが。まあ、今日も天気がいいし、ちょっとのんびりしましょうか。




<今週のフルボトル>


今週は4本。結構飲んでいる。うち1本は外で。和食というより多国籍料理に近いが渋谷の宮益坂近辺のレストランにて、カリフォルニアの赤ワインで、ジンファンデルを使ったものをチョイス。 今週家で「セバスティアーニ・ジンファンデル'01」を飲んだので、その飲み比べもある。その甲斐?あってジンファンデルの特徴がだいぶわかってきた。カルベニソービニヨン に似た雰囲気、味わいがあるが、こちらの方がタンニンのインパクトに力強さがある。香りもアメリカ大陸を連想させるちょっと動物的な香りがあり、ヨーロッパの繊細さをどことなく感じさせる カルベニとは違いがよくわかる。

家で飲んだワインは相変わらず通信販売で買ったので、そのHPからコメント拝借。

先々週から飲んできたボルドー6本飲み比べは今週で終わったが、どれもなかなか個性的でおいしかった。しかしセバスティアーニ・シリーズを口にすると、その差は歴然。やはり値段相応という ことか。なかなか罪なもんである。

■クロ・デュ・シュヴァルブラン'03 Clos du Cheval Blanc(ACコート・ド・ブール/赤・MB) 飲み頃温度/約17℃ 合う料理/ビーフシチューや仔鴨のグリルビーツソースなど 広がりのある色合いの中に赤紫色の鮮やかな照りがある。ルビー色もちらほらと。赤いフルーツやコンポートの洋梨の香りに、活気ある香り。酸味とタンニンがしっかりと感じられる中を柑橘系の酸を含んだ甘味が広がる。はっきりと出ている果実味が楽しめる。

■セバスティアーニ・ジンファンデル'01 Sebastiani Zinfandel(赤・FB) 明るい紫色がエッジに輝きを見せる。中心は濃い赤紫色である。ラズベリーやアケビの様な香りに若木のウッディな香りとシナモン風のスパイスあり。酸味がはっきりとしていてフレッシュ感がある。果実からくる甘味もまだ若々しさを見せるが味わいの中にも若草とウッディさをニュアンスさせる味わいになっている。スムーズであり楽しめる。 2,580円(税込2,709円)

【カリフォルニア・ジンファンデル・チャンピオンシップ ダブルゴールド】 葡萄品種/ジンファンデル80%、カリニャン11%、プティ・シラー6%、ピノ・ノワール2.5%。13ヶ月アメリカンオーク樽にて熟成。2001年は収量が少なかったため、葡萄の凝縮が増し、高品質な葡萄が出来た素晴らしい年でした。ジンファンデルはアメリカならではの品種です。 飲み頃温度/約16℃ 合う料理/鳥肉の照り焼きや鰻の蒲焼など

■セバスティアーニ・ピノ・ノワール'02 Sebastiani Pinot Noir(赤・FB) 綺麗な広がりと深さを見せる赤紫色にルビーの輝きが印象的。ラズベリーや干し杏、チェリーの香り、そして軽いクリーミーな香りあり。味わいも全体的にソフトで優しいがしっかりした酸味とタンニンが充分に深い味わいを見せる。口に含むとこなれた果実味が旨味へと変化して余韻も長い。特筆すべき味であろう。 2,780円(税込2,919円)

【The Pinor Report 93点】 【「ワイン&スピリッツ誌」推奨】 葡萄品種/ピノ・ノワール100%。ソノマ・コーストは素晴らしいピノ・ノワールを産出することで有名。2002年は8月以降、温暖な機構が続き、94年以来の素晴らしい年となりました。ワインは5ヶ月間フレンチオークとハンガリーオークの樽で熟成しています。 飲み頃温度/約17℃ 合う料理/鴨肉のソテーフルーツソースや関西風スキヤキなど



11月21日

<男臭さ>


18日の日経朝刊に「男臭さ抑制成分発見」なんていう囲み記事があり、ついつい気になって切り取りしてしまった。ライオンが「アンズの種」に含まれる「アンドロステノン」という 成分を発見して、制汗剤に応用すると発表したみたいだが、これが何とも「革命的な」な発見に感じてしまったのである。

もちろん、ビジネス的にどう展開するかは未知だろうが、女性の「フェロモン」が脚光を浴びてから久しくなってようやく男性に「アンドロステノン」が「与えられた」と思うのである。

「フェロモン」は女性の武器であり、それをコントロール術を女性が身につけつつあるのに、男性は今までその手の武器がなかったのである。女性は好きな男性が近づくとフェロモンを 出し、生理的に合わない男性にはフェロモンを「消す」ことができた。まあ本当かどうかわからないが、一応そういうことができそうな雰囲気があり、認知されてきた。

しかし、ただでさえ女性より臭覚が弱い、というより鈍感な男どもには、自分の匂いをコントロールすることができなかった。もちろん、香料の入ったものはいくらでもあるが、女性は自分の 嫌いな男の「臭さ」を嗅ぎ取る能力が優れている気がする。例えば「おやじ臭い」のは、見た目や態度の問題もあるかもしれないが、やはり受け付けない「匂い」の問題なのだろう。

ところが、その男性に「男臭さ」を「消す」道具が与えられるのである。つまり、狼を今まで匂いで嗅ぎ分けていた羊たちが、その能力を失うのである。こう書くとすごく悪そうな 感じだが、言いたいのは、結局ビジュアルの問題だけがまたクローズUPされてしまう世の中になりそうで、羊の顔した狼がますます喜びそうな気がしたのである。

そう、男女の化かし合いが、また新たなステージに入ったのである。しかもそれが「あんずの種」というのも粋である。一般的にフルーツは男より女性や子供が口にしそう。しかも あんずに至っては、世の男性でどれだけの人が好んで食べるだろうか。しかも種まで。いままででもあんずを種までしゃぶっていた男には「男臭さ」を消す「秘密のパワー」を与えられて 来たのだろうが、あんずの種をぺろぺろしている男に男臭さは無縁な印象。皮肉なもんである。

まあ、その「制汗剤」がなんぼのもんかわからないが、女性を不快にする匂いが世の中から減るのだから、まずは悪い話ではないのかも???




<今週のフルボトル>


ここ2週間で飲んだフルボトルは9本。2本は外で飲んだので詳しくは覚えていないが、いずれもカルベニ ソービニヨンだったことは確認して選んだ。これが対照的。

1回は渋谷の和食屋で、これがまた粋な場所に隠れ家的にある店で、絶妙な塩加減の淡い味の料理を出してくれる。普通は日本酒か焼酎というところであえてワインを選んで、撃沈。

もともとカルベニ ソービニヨンがタンニンを多く含む厚いボディーのワインになりやすいことを承知の上で、こういう淡い日本的な味わいに、どういうタイプのものをセレクトして いるのか知りたくて選んだのだが、これが大外れ。まったりしたフルボディーのいかにもカリフォルニア的なストレートなカルベニちゃん。そんなものが自分の出している料理に 合っているかどうか、ど素人でもわかりそうなもの。せっかくいい店と紹介しようかと思ったが、ちょっとがっかり。帰り際についついオーナーに文句を言ってしまった。

もう1回は四谷の焼肉屋さん。といっても結構ちゃんとした店で5千円のコース料理に合わせて、ビールといいたいところをあえてワインに。今度は大正解。赤は3種類ほどしかなく、 カリフォルニア産で3千円前後と渋谷とほとんど同じ値段。そういえば一人当たりの総額も同じような状況で、今回のセレクトは見事。カルベニちゃんの渋さをうまく引き出しながらも ミディアムに仕上げて、果実味も豊か。3種類のたれにつけて食べていた焼肉の味わいにちょうどフィット。適温で色合いもOK。やっぱりこうでなければ。

自宅では「ビール」晩酌を止めて久しいが、今年の正月に沖縄へ旅行して以来「シークワーサー」の虜になって、ついでに泡盛や焼酎の晩酌にはまりつつあった。もちろんそれも いいのだが、この1ヶ月ほどですっかりワインの消費量が増えた。通信販売で4本・6本とパンパン買ってしまうのもよくないのかも知れない。おまけに先週木曜日はボジョレヌーボで 雨が降っていたし仕事が遅くなったので家の近所のコンビニで2500円程のボジョレを買って、一晩で飲んでしまった。

それに加えて飲んだのが次の5本。「能書き」は通信販売のHPから拝借してきたが、どれもなかなかしっかりした味わいで、いつわりなし。ちなみに「能書き」を隠して自分の印象コメント と比較するのもなかなか面白い。いくつかはプロのコメントに近いもので自己満足。ちなみにこれにあともう1本飲んでいないものを加えて全部で5千円程度。送料入れて1本800円 程度だからすごくリーズナブル。下手に店で選んで重い想いをしてわけもわからず飲むよりよっぽどいい。しばらくはまりそう。

■ドメーヌ・デ・コンブ’03 Domaine des Combs(ACコート・ド・デュラス/赤・FB) 飲み頃温度/約18℃ 合う料理/鹿肉のポワレやオックステールシチューなど 濃い色合いで照りのある赤紫色にヴァイオレットの深みがある。ラズベリーや干し葡萄そして湿った草木の風味とナッツ風味が心地よい。果実味に柑橘系のフルーツの酸が入りそれを若々しさを見せているが、メリハリのある味わいは充分に楽しませてくれる。
■シャトー・ラ・コマンダリエ・ド・ベルタン’03 Ch.La Commandarie de Bertin(ACボルドー/赤・FB) 飲み頃温度/約17℃ 合う料理/ポークソテー・オニオンソースや兎の赤ワインソースなど 赤紫色の濃い色調。スミレの花を想わせる様なエッジの広がりがある。ブルーベリーやドライフラワーそして木の実や茎の香りあり。酸とタンニンが強い気はするがこれもボルドーの特徴の1つか。果実の甘味がそれをうまくカバーしているので旨味は出ている。充分に楽しめる。
■シャトー・ロベールニャック’03 Ch.Lauvergnac(ACボルドー/赤・FB) 飲み頃温度/約18℃ 合う料理/ビーフステーキ赤ワインソースや鶏肉の甘辛ソースなど 明るいルビー色に中心の黒紫が深みを持つ赤い花のイメージ。ブラックベリーや赤スグリの香りに湿った下草やミネラル香あり。甘味と酸が程よいやわらかさを持っている。そして渋味が個性を作る。酸味、甘味と渋味とスムーズに味わいが流れ、バランスの良さが伺える。
■シャトー・ラヴェルニョ’03 Ch.Lavergne(ACボルドー/赤・FB) 飲み頃温度/約17℃ 合う料理/仔羊のローストやビーフカツレツなど ガーネット色と薄紫色のコントラストの中に輝きが良く出ている。黒スグリや山ももの香りに茎や若草のスパイスあり。そして揮発的な香りも。ストラクチャーがしっかりしているので若いが濃縮感が見られる。タンニン、酸がまだ若いせいか果実味がはっきりと感じられる。時間と共に良さが出てくるであろう。
■シャトー・ヴュー・メナール’03 Ch.Vieux Meynard(ACボルドー/赤・FB) 飲み頃温度/約17℃ 合う料理/ポークカツレツトマトソースや生ハムなど 淡い色調であるが、照りのある赤紫色と微かなオレンジ風のエッジが印象的。ブルーベリーや野苺の香りにトーストやミネラルの香りが嬉しい。酸味、甘味、そしてタンニンの渋味とはっきりと主張している。その文フルーティーさで楽しめるが、やや早めにデカンダージュして楽しみたい。


11月14日

<想像力>


このごろ変わったなーと感じるのが、女性の女性への態度。昔は連帯感が感じられたのに、今はほとんどそんな感じがしない。例えば典型は妊婦さんへの態度。電車で優先席に座っていても 席を譲るのは男性の方が多い。10代や20代の女性が妊婦に限らずおばあちゃんなどに譲る光景はつゆと見ない。むしろだらりと足を開いて携帯しているか寝ているか。

道徳云々より、周りの人への配慮というか「想像力」が失われつつあるような気がして、ちょっと寂しい。女性には母性があったはず。母性とは我が子への思いやりであり想像力から産まれるもの。 それが失われつつあるようで、それが寂しいのである。つまり、女性には相手の身になって想像し手を差し伸べる「能力」が備わっていて、それが社会の中でも重要な役割を果たしてきたが、 もうそういう能力は必要がなくなってしまったのか、だんだん薄れてしまっている。

それに比べて立会い出産だの父親の教育参加だので世の男性どもは、好む好まざるを問わず女性や子供に手をさし伸ばしたり関心を持たされつつある。その結果、車内でも妊婦や小さな子供の連れの 姿を見ると無視できなくなってしまっている。それはそれで悪いことではないのだが、いづれはそうなるかも知れない「明日はわが身」の女性に「ちょっと先を行く女性」を思いやることが なく、平気で無視できるのはなぜなのだろう。

やはり世の中「負け犬」女性が多くなりすぎたのだろうか。「負け犬」になることの方がより身近に感じることができるから、小さな子供や妊婦より、かわいいペットや自分自身の方に 関心が高いのだろうか。

そう考えると、男どもの「想像力」はどこに行ってしまったのか。すっかりサラリーマン社会が中心になってしまってすっかりつまらなくなってしまったのか?

いや、そうは思わない。 それが楽天社長でありライブドアの社長かもしれない、とふと思った。今までの常識とは違う「男性社会の夜明け」が生まれつつあるのでは。ライブドアの社長もこの前、うちの会社の前でばったり会った。昼休みに彼の本を立ち読みして帰った時に「どこかで見た顔」が黒塗りのベンツから降りてきたのである。明らかに彼の 後にはオーラが出ていた。

楽天社長とは同い年。10年前に彼は阪神大震災を見てサラリーマン人生をやめて起業したようだが、それまでの彼の社会生活と自分の間に大きな差はない。しかしこの10年の違いは大きい。だって彼はサッカーチームと球団のオーナーで あり、銀座で2000万円を一晩で使うことができるのである。

先日起きた新潟大地震は阪神大震災以来の震度7を観測するまさに大地震。それを見て自分にも楽天社長のような「大地震」を感じたわけではないが、これからの10年で自分を大きく 変えることが可能なのだ、ということだけには気づくことができた。そう、失っていた「想像力」を取り戻したのかもしれない。

そう、何かできると思うイメージ、「想像力」が大切。ちょっとがんばってみようか。




<ちょっとワインでも>


「ちょっとワインでも」のコーナーは、ほんのちょっとした思い付きでスタート。まあすべてがそんな感じで書いてきたわけだが、今回はテレビで川島なお美の話を聞いてから、ちょっと始める気になった。 彼女は、今ワインと犬に没頭しているらしいが、犬はともかくワインを語ることができるのはちょっと興味を引いたのである。

有名な「ソムリエ」ではなく、「ワインエキスパート」とか言う称号を持っているらしい。ネットで検索すると、ソムリエやワインアドバイザーには職業経験が必要らしいが、エキスパートは 愛好家の為の資格で、ソムリエ等と同じ筆記試験を経て、実技が少し違うだけのそれほど簡単ではない試験らしい。これとちょうどイメージが一致するのがスキーの資格。指導員・準指導員といった スクールの先生資格ではなく、クラウン・テクニカルといった実力だけ評価する称号制度があり(今もあるか知らないが)、学生時代の一時期あこがれたものである。

スキーはなかなか上達せずに、2級を取っただけで終わってしまったし、今となってはスノボーの方が人気があるとも聞く。そもそもウインタースポーツ事態が下火になってきた気がする。 雪がちらちらしだすと早速スキーツアーを組んだりしたあの頃が懐かしくもあるが、ワインの資格の話を聞いて再びその時の「想い」を思い出した気がする。

いろいろ会社生活に役立つ資格があり、そのいくつかを取得してきたし、これからも少しずつ続けていくつもりだが、そろそろそういう実務的なものではないものを目指すのも悪くない。 もちろん趣味としてやればいいものもあるが、やはり資格とか目標があると知識の増え方も興味の湧き方も違う。結構真剣になれるものである。

そう思い立った10月からかれこれ40本近いワインを飲んだ。もちろんフルボトルを開けたのは数本だが、グラス1杯ずつ楽しんであっと言う間の話である。今まで漠然とワインを飲んできた時とは まるでちがって、お酒を見る・香りを楽しむ、なんていうことを始めたし、味わいも「美味い・まずい」だけの判断ではなくなった。「赤・ロゼ・白」に「美味い・まずい」を掛け合わせた 6通りの味覚しか自分にはなかったことに改めて驚くと共に、この調子で考えると如何に狭い視野で生活してきたか、考えさせられる。

例えば服装。オンかオフかの区別のみ。違いはネクタイをつけるかどうかぐらいか。食事も如何に無頓着だったことか。もちろんそんなものばかりに気を取られて仕事や勉強に支障が出ては 本末転倒だし、優劣は必要。

でもバブル以前と比べて、世の中の刺激が偏りすぎてきている。あまりにも映像と音に偏った為に、それ以外の感覚がすごく乏しくなってきたように思う。 例えばインターネット検索してレストランを選び食事をするのが普通になってきたが、昔は自分の足で見つけた店や同僚や友人の意見や経験で決めていた。画面写りがある意味すべてで、 嗅覚・味覚・触覚などは二の次。食事に行くのでさえそれが当たり前。

それってどこか違う。もっと複雑なはずだし、だから面白い。せっかく好きなお酒の味わい方も、ちょっと知ればもっと楽しくなるはず。料理でも素材を生かしたものもあれば、同じ素材 でも全く違う味わいができてうれしいこともあるが、ワインも同じ。同じ品種のぶどうから全く違うワインができたり、テロワールのちょっとした違いが出来栄えに大きく違いを生じさせたり、 そんな違いがわかることが何とすばらしいことか。全く知らない外国語を急に身につけた感覚かも。

しばらくこの熱に魘されるのもよし。ちょっとの間お付き合いを。



11月7日(2004年)

<そろそろPart2>


「長らくご無沙汰しています。皆さんお元気ですか? もうすっかり年の瀬になって、ようやくホームページを更新する余裕ができてきました。」こう書いてあっという間の2年。もう日本の生活も4年目となる。その間に何か変化があったかって? もちろんあったし、自分にプラスになることが多々あったけど、それよりも自分的には3年間転居しなかったことが素直にうれしい。そう、家族の基盤に変化がないことが。

足元がしっかりすると、やっぱり家族が地域や社会にしっかり根付くし、その根っこが自分に栄養分をもたらしてくれる。単純なことながら、今の時代にはフィットする感覚という気がする。仕事も大切だし、勉強も大事だし、社会参加も重要。でも、やっぱりちょっと何か付け加えたいと思うとき、そのエネルギーは家族や地域から生まれてくるもの。

シンガポールに渡ってこのHPを立ち上げた時の感覚が少し蘇った感じ。日々感じる異文化を個人的・主観的解釈で語るはじめた、その原点にようやく戻ってこれたような気がする。一足先に「ちょっとワインでも」のコーナーをスタートさせてはや1ヶ月。 更新するリズムも思い出してきた。

自分の感性を自分の言葉で語りたい。ただそれだけ。

そろそろまたもう1度、再開、そう、再会です。



11月24日

<そろそろ>


長らくご無沙汰しています。皆さんお元気ですか? もうすっかり年の瀬になって、ようやくホームページを更新する余裕ができてきました。

日本に戻ってきて、生活が落ち着くにつれ、やりたいこと・やるべきこと・やってなかったことがいろいろ押し寄せてきて、あっという間に一年が過ぎようとしています。

「また年初から」なんて言っていると、ついついきっかけを失いそうなので、夫婦共に年を重ね終えた最初の日曜日からリスタート。書きたいこと・思いついたことたくさんあれど、やっぱり書いていないと忘れてしまう。最後の方はタイトルだけになってしまった昨年の滞在日誌も、それでもタイトルを見ただけで何を書きたかったか浮かんでくるのが不思議なもの。

やっぱり、何か続ける、少しでも続けることが大切。

中断の大きな理由はパソコンの故障。結局ハードを取り替える大手術で、容量は大幅増加(10G→40G)はいいけど、今までのソフトや書き溜めたものがすべてパー。バックアップはある程度あるが、まともに行ったのはY2K前の12月時点だったので、その後1年のGAPも大きく、XP pro をインストールしただけで、結局ほったらかし。

今月の中旬から、そう、急に冷え込み出してから、何となくやる気が出てきて、オリジナルのCD-ROMや昔の本をひっぱり出してきて、ホームページ更新の下準備開始。so-netがホームページスペースをリニュ−アルする話が知らぬ間に進んでいるし、j-kuma.comドメインの接続変更方法もハードと共に消えていたので、いろいろ問い合わせをしたり、XPに対応していないソフトの設定変更したりと、結構の難作業。

それでも昔どおりに更新できる環境が整った時にはやっぱりうれしかった。ちょっといい感じ。

そんなわけで、そろそろ、再開します。



1月6日(2002年)

<謹賀新年>

新年あけましておめでとうございます。

本年もよろしくお願いします。

今年の年末年始は気持ちよい青空がよく続いて、すっきりとした気分で過ごされた方も多かったのでは。皆様はいかがでしたか?

我が家は久しぶりに家族全員そろってクリスマスからお正月を日本で過ごすことができました。やっぱりいいものですね。何がって、いろいろと。

こんなに空が青くて明るい日が続くとそれだけでもハッピー。空気が乾燥しているので結構風邪を引いたり直したりしているけど、UNIQLOやアウトレットモールで安くて暖かい服を買えるし、薬も見慣れたものが沢山売られている。音楽は癒し系もあれば、J-POPも充実している。ENYAはロンドンで何回か聞いた事があったが日本でこれだけブレークしているとは思わなかった。ラジオを聞いてもTV見ても日本のミュージックシーンが中心でアメリカやヨーロッパの音楽を聞く機会がだいぶ少なくなっている。

正月は全くの寝正月で、TV見てお酒飲んで寝ていただけ。それだけでうれしい。やっぱり日本はいい。家族でわいわいがやがや。それが一番。

いろいろと時間を贅沢に使って、いろいろなものを試した帰国後3ヶ月余り。日本にも着実に「コンテンツ」ができつつあると感じるようになってきた。ちょっと成熟したんじゃないのかな。不景気だし自信喪失だし荒んでるけど、ようやく負のエネルギーが生まれつつあるんじゃないのかな。正にも負にもエネルギーそのものがない状態からちょっと息吹が出てきているんじゃないのかな。

もっともっと負でいいからエネルギー貯めて、一気に前へ押し出せば日本は変わるかも。その波に自分が取り残されないようにしないと。動き出してからでは遅いから。

まずは着実に。ゆっくりと、でもしっかりと。

今年もがんばりましょう。


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