WINELIST
(SINCE 9 Oct 2004)


スティルワイン

1999 Chateau Ducru Beaucaillou (AC Saint-Julien、シャトー デュクリュ ボーカイコ) ¥12,000
ボルドーのフルボディー赤ワイン。フランス・ワインの法律でシャトー(お城)の中でも6ヶ所だけ村名を表示することができる「サンジュリアン村」が産地。ポヤック村の南に位置するこの村のワインはAOC2級。1級のムートンよりやや劣るものの、すばらしい重厚な味わいの逸品。色は濃い赤で、にごりがなく透明感がある。「ぶどう」ぽくない香りには、バターが焦げたような匂いも含まれている。舌のいろいろな場所で違った味わいができるワイン。

 2002 Beaujolais-Villages (Geoages Deboeuf, ボジョレ ヴィラージュ) ¥1,600
ボジョレヌーボ゙で有名なブルゴーニュにありながらガメイ種を使用。温暖な地域で豊かな味が特徴。赤・ロゼ・白何でもOKの地域だが、赤の産出量が多い。エッジに紫がある若さを連想させる外観。ベリー系フルーツの濃縮した、ストロベリージャムのようなシンプルな香り。渋みより酸味を感じる。ただ喉越しでは渋みを少し感じることができ、軽快な味わい。鶏肉やカマンベールチーズと合いそう。

1999 Kenwood Cabernet Sauvignon Sonoma County (Kenwood, ケンウッド ソノマカウンティー カベルネリー ヴィニヨン) ¥3,000
カリフォルニアワインは「作り手の名前」KENWOOD、「産地名」ソノマカウンティー(ナパバレーに近い名産地)、「ぶどう品種」のカベレニソービニオン(しっかりした色の濃いワインができる)が簡潔に記されている。青っぽい外観。焦げたミント系にブルーベリーの小さい実のようなスパイシーな香り。 重厚な飲み応えのあるワインにはタンニン分が多く含まれていることがわかる。かなり濃い味に合うのは赤みしたたる脂身肉。冷やすと苦味が増すので常温がいい。 

2002 Chinon Les Montifault (Langlois-Chateau, シノン) \1,500
ロワール地方でカベルネ種を用いたワイン。エッジに紫が見える明るい色。ベリー系の凝縮した、果実が前面に出るシンプルな香り。軽く酸味豊かな果実味のある味わいで、余韻が短い。

2002 Cotes du Rhone Roc-Epine (Domaine Lafond,コート デュ ローヌ ) \1,943
フランス南部の暖かい気候でできたワイン。あんず色のやや暗い色。ベリー系フルーツが凝縮したスパイシーな香り。渋みが強いもののまろやかさもあり、バランスのとれたミディアムボディー。

1998 Chateau Cissac (AC Haut-Medoc、 シャトー シサック) \3,820
ボルドーはオーメトック産。エッジにオレンジや茶色が見えて年代を感じる。湿った木の香りはヒノキ風呂を感じさせる。リキュールのような果実の香り。濃い厚みのある苦味は長めの余韻を感じさせ、重厚な印象を与える味わい。

2001 Bourgogne Rouge (Domaine Bachelet、 ブルゴーニュ ルージュ) \3,000
ブルゴーニュ地方で、主にピノノアールを使ったAlc12.5°のワイン。下のシュヴレとほとんど同時期に隣接する畑で同じ品種のぶどうで造ったのにもかかわらず、この味の違いは面白い。

2001 Gevrey-chambertin 1er Cru Les Corbeaux (Domaine Bachelet、 ジュヴレ シャンベルターン ルシュレ) \8,000
ルージュに比べて、正直同じ品種の同じ年代とは思えない味わい。アタックに重厚感があり、全体的に福与かで、タンニン分の収斂性を強く感じる引き締まった味わい。ただ香りや色はほとんど区別がつかないのは、隣接ならではか。

2003 Beaujolais Villages (Gerard et Jean-Paul Gauthier、 ボジョレ ミラージュ) \1,500
試飲で下のジュリエナと飲み比べ。 青紫のつやのある外観。ラズベリーやストロベリージャムのような香りにカルキ臭が少し。ミディアムというよりライトなアタックで酸味も程よくさっぱりとした飲み心地。軽快な味わいである。ボジョレ地方に一般的なガメイ種からできており、いちごジャムのような香りがこのぶどうの特徴であり、飲みやすいジューシーなワインが多い。

1998 Juliena Grande Reserve (Pascal Granger、 ジュリエナ) \4,000
上との比較で、同じ産地・同じぶどう種ながら、作り手と年代が違うワイン。 村の名前を名乗ることができる10の村の一つがこのジュリエナで、早飲みが多い地方の中でこのビンテージはかなり古い印象。 深みのある茶褐色で、ラズベリーの香りがほのかに漂うが、湿った木や漢方薬のようなスパイスの香りも混じる複雑系の香り。このワインが樽で寝かされていたことを感じさせる。タンニン分が強くボディーも厚い上に余韻も長いがフルボディーで飲み応えがあるとまでは言えない。やはりこのぶどうの限界だろうか。

2002 Bourgogne (Chauvenet-Chopin、 ブルゴーニュ ルージュ) \2,300
ブルゴーニュ地方の一般的なワイン。 ピノノワール種の特徴である色があまり濃くない青紫色で、透明感がある。若草のような香りでアタックの強い酸味が前面に出るふくよかなワイン。タンニン分が強いがどことなく若さを感じさせる味わいである。

2002 Nuits-Saint-Georges 1er Cru Aux Thorey (Chauvenet-Chopin、 ニュイサンジョルジュ 1er Cru) \5,600
上のルージュと同じ産地・同じ品種・同じ年号・同じ作り手だが、唯一テロワールが違う。 ニュイサンジョルジュという1級畑で造られたこのワインは、同じ年代のワインとは思えないぐらい奥行きがある上品な飲み応えのあるワイン。茶褐色の深みある色といい、湿った木の香りに腐葉土やケミカルな香りも混じる複雑な香り、そしてコクのある味わい。バランスが非常によく取れている逸品である。

2000 Bonterra Caernet Sauvignon (Fetzer Vineyards、
ボンテッラ カベルネ ソービニヨン) \2,800
カベルネソービニヨンの香りを語るに果実的な表現よりミネラルや青野菜の香りの方が当てはまる。このワインの場合樽で熟成したらしく湿った木の香りも混じる。カリフォルニアでは原料の75%以上使うとその品種を名乗れるそうだが、酸は強めでタンニンも程よくミディアムよりライトに近いボディーながら、余韻は長い。

2002 Caymus Cabernet Sauvignon (Caymus Vineyards、 
ケイマス カベルネ ソービニヨン) \10,000
上と同じカリフォルニアワインで、原料もカベルネソービニヨン。でもこちらは酸がちょっと控えめでタンニン分が強く、ミディアムからフルボディーに近い厚みを感じる。カリフォルニアワインで、上のものとほとんど変わらない生い立ちながらこの値段差には驚くが、それ以上にこの味わいの印象、特に余韻の違いにも驚かされる。

2001 Les Fiefs de Lagrange (AC Saint-Julien、 レ フィエフド ラグランジ) \3,900
こちらはボルドーのカベルネソービニヨン。メルローも少し混じっている。下のシャトー ラグランジュのセカンドワインである。つまり選りすぐりにより品質を保つ時ちょっと劣ったぶどうを使っているのだが、同じテロワールであり、それほど変わらないはず。そう比べると確かに香りや外観は似ているのだが、ちょっととんがった印象を与える味わい。

2001 Chateau Lagrange (AC Saint-Julien、 シャトー ラグランジュ ) \6,390
同じ2001年で同じ作り手、同じ原料、もちろん同じ地方。これもタンニン分が前面に。同じようなカテゴリーならやっぱりタンニン分の違いに値段の差が出るのかと思わせるような「差異」である。この2つのワインに共通しているのは、余韻の短さ。メルローが含まれているせいなのか、造り手の癖なのか。ケイマスとの違いで考えるとやはり厚みと余韻の長さ、そして複雑性が値段に比例するのかも。

1987 Rioja Gran Reserva (Bodegas Lagunilla、 リオハ グランリセルバ) \2,800
レンガ色、ガーネット色した一見して古いワインと思わせる色合いで、透明感の高さが状態の良さを示している。ベリー系の香りにスモーキーな香り。酸味はあまりなく、タンニンも多くない、 赤としてはさっぱりとした喉越しである。スペインワインの伝統的な味わいらしい。テンプラニーニョというスペインではメジャーなぶどう品種。リオハはスペインで最も有名なワイン産地。 グラン・レセルバは4段階あるスペインワイン格付けの中でも一番長い熟成期間を求められており、赤はオーク樽で2年間熟成させた後3年間瓶熟成させる必要がある。

1999 Leda Vinas Viejas (Bodegas Leda、 レダ ビニヤマ ビエハス) \8,500
上とは対照的に濃い赤紫でストロベリーの香りのスペインワイン。果実味の後に収斂性の強いタンニンを感じる。 厚みがありコクがあるのだが、余韻はあっさりしている。

2002 Santa Maria Pinor Noir (Byron、 サンタマリア ピノノアール) \3,510
今回はピノノアール専用グラスとやらで飲んでみた。かぼちゃのような丸い大きなグラスで、エッジがシャープになっているがもちろん唇を切るようなことはない。これは、シャルドネグラス 同様に酸味を感じる舌の両淵にワインが当たりにくいように設計されているらしく、そのためにもエッジはシャープになって通常の丸い淵のように拡散しにくいようにしていると言う。 シャルドネ用より一回り大きな器からは、いつものピノノワール的な若いブルーベリー系のフレッシュな香りより果実味が印象に残る。味わいも酸味の印象が薄れ、ほどよい豊かさを 感じさてくれる。これを通常グラスで飲むと、いつもの香り・味わいになるから不思議である。

2001 Cabernet Sauvignon (Robert Mondavi、 カルベニソービニオン) \4,510
カルベニはボルドーグラスと呼ばれるグラスで飲んでみた。大きな球形で、しかも背も高いグラスで、口に流し込まれる時に舌の奥にある渋みを感じるエリアに真っ直ぐ行かないように 設計されているらしい。香りも青い野菜や針葉樹のようなカルベニ独特の香りは減りスモーキーなカシスやベリー系の果実味的な香りになる。これを通常グラスやピノノアールグラスで 飲むと不思議なぐらい渋みを感じるのは少し驚き。

2001 Chatreau Pichon Longueville Comtesse de Lalande (AC Pauillac、 シャトー ピション ロングヴィル コンテスム デ ラランレー) \14,200
最後にボルドーワインをボルドーグラスで試飲。やはり味わいが違うのは確かだが、好みのワインかどうかの特徴は変わるわけがない。結構なお値段のワインだがボディーの厚みばかり 気を取られて、他の面白みが消されてしまっている印象。

2000 Savigny-les-Beaune 1er Cru Les Peuillets (Lucien、ザヴィニーレ ボース 1er cru レプイエ) \4,883
薄めの色でピノノワールであることを感じさせる。酸味と甘さがバランスよく、タンニン分もほどよいところがこのぶどうの特徴。

1999 Chateau Les Ormes de Pez (AC Saint-Estephe、シャトー レゾルム ドプス) \4,900
濃い目の色に針葉樹や青野菜の香りでカルベニソーヴィニヨンであることを感じさせる。酸味があるのはこのワインの熟成がまだ浅いからか。タンニンの収斂性を少し感じるが、ほどよいバランスのワインである。

<rose> 2001 Tavel Rose (Domaine Maby、 ファベル ロセ) \2,300
赤に近い色のロゼ。製法もセニエ法という、赤ワインの製造とほぼ同じながらマセラン(かもし)を短くした造り方。だから、赤になりかけで止めてしまった印象の色あいと一致する。ちょっと古くなった10円玉を溶液で溶かしたような感じ。黄土色に近い。なんとも表現しづらい、スパイシーなナツメグのような、動物的な香り。ドライでやや苦味があるのはこの製法ならでは。アルコールが14°とちょっと高めのこともあり、ちょっと大人の味で、好みが分かれるかも。

<rose> 1999 California White Zinfandel (Corbett Canyon、カリフォルニア ホワイト ジンフォルデル) \1,200
白ワインの製法で黒ぶどうを用いてロゼとした、一般受けするカリフォルニアワイン。たまねぎの薄皮のようなオレンジに茶色を混ぜた色合い。複雑性はない香りながら、豊かなあんずジャムやドライフルーツ、マンゴウのような香り。味わいも軽やかな果実味があるが、ちょっと日本人には甘く感じる。この味でも西洋ではミディアム・ドライ(やや辛口)らしいが、日本人にはミディアム・スイート。

1995 Chateau Suduiraut (AC Sauternes、 シャトー スデュイーロー) ¥9,500
貴腐ワイン。ワインのシロップのような、デザート的味わい。フルーツやカスタード、バニラ系のスイーツによく合うが、いかにも太りそうな味わい。ブルーチーズと合わせるのも面白い。こういった甘みの深いワインは、よく冷やして飲むのがポイント。冷たいと甘い味覚を抑えることができる。


2001 Muscadet Sevre et Maine Sur Lie (Chateau de Hallay, ミュスカデ セーブル エ メーヌ シュール リー) \1,600
直訳するとミュスカデ」で造られたフランスの「セーブル川」と「メーヌ川」の「シュール リー製法」のワイン。珍しく品種名と産地名が同じ「ミュスカデ」。AOCは「ミュスカデ セーブル エ メーニュ」。ロワール地方は西のはずれ、フランス北部に位置し、引き締まった味のワインが特徴。淡いレモン色で、フレッシュな柑橘系の香り。グレープや青りんごを想像させるシンプルな香りは清涼感を連想させる。味わいはきりっとした辛口で白身魚や生カキが合いそう。温まってくると甘さが前面に出てきてフレッシュさが無くなる。

 2002 Starmont Chardonnay Napa Valley (Merryvale, スターモンド シャルドネ) ¥3,500
ナパ バレーはカリフォルニアの有名な産地。ヨーロッパのワイン法とは違い、どんなタイプのワインを造ることも許されている。スターモンド・シリーズでシャルドネ種を使っているので、シャンパンやシャブリと同じ原料と言えるが、味わいはかなり違う。薄めの黄土色でやや濃い目の黄色。バターを焦がしたようなバニラ系の香り。ちょっと甘さを感じさせるボリューム感あふれる南方系のフルーツの香り。廻すと熟したねっとりしたフルーツを思い起こさせる。その味は熟成したパパイヤのようなフルーツの香りがする酸味豊かなコクがある複雑なもの。飲み応えがある。

 2002 Alsace Riesling (Dopff au Moulin, アルザス リースリング) \2,280
ドイツ国境近いフランス北東部のアルザスワイン。淡い黄色できらきら輝く外観。フレッシュなかんきつ系で、白い花のような、ミネラルの香り。シンプルな印象。すっきりとした酸味にほのかな果実味が加わった辛口ワイン。

 2003 Sancerre (Pascal Jolivet,サンセール) \2,700
フランス中部のロワール産。ソービニオンブラウン種。淡い黄色で青臭さを感じさせるかんきつ系フルーツの香り。シャープな酸味が強く、苦味もある。

 2001 Saint-Veran Vieilles Vignes (Domaine Jobert,サンベラン) \2,258
フランスやや南方のブルゴーニュ地方で育成したシャルドネ種のワイン。ちょっと濃い目の黄色、むしろ黄土色に近い。香りが甘く熟した赤りんごのような香り。辛口のすっきりした喉越し。

 
2003 Chablis (Domaine Vocoret & Fils、 シャブリ ドメーヌ ヴィオゴレ) \3,150
自分が唯一知っていた銘柄ながら、こうやってあらためて口にするとフレッシュ&フルーティーなライトボディーさは、その余韻のすっきりさと合わせていいものである。下のシャブリとはほとんど同じ時期に同じ品種を同じ製法で造ったものだが、唯一畑の場所が違うだけ。それでもこれだけの差がつく。

 
2003 Chablis Grand Cru Les Clos (Domaine Vocoret & Fils、シャブリ グランクリュ レクロ) \6,852
粘性がやや高く上のシャブリよりややアルコールが高いのがわかる。普通のシャブリがライムレモンのような青りんごのようなフルーティーな香りにちょっと蜜を感じさせるが、これはそれにスモーキーなミネラル的なカルキ臭を感じる。複雑ながらボリューム感はない。味わいはアタックがふっくらしていて重厚感がありまろやか。洋ナシのような果実味で、余韻も長くバランスがいい。

 
2002 Wehlener Sonnenuhr Riesling Kabinett (JohJos.Prum、ヴェレーナ ゾンエング リスリング カビネット) \3,800
ワインに甘味を添加する為に、辛口のスティルワインに未発酵のぶどう果汁を加えたドイツワイン。ワインを甘くするには、貴腐化したぶどうや完熟させる為に遅摘みしたぶどうを使う方法、干しぶどうや氷結化するなどの方法があり、これらはぶどうの水分を減らすことで糖度を上げるわけだが、このワインのように未発酵の甘いぶどう汁を加える方法がドイツを中心とした寒い地方の甘口ワインには多いらしい。8%とアルコール度数も低く、ジュースのような味わいで、昔初心者用ワインとして日本で流行ったのがわかる気がするが、舌の肥えた、甘味に敏感な現代人にはちょっと今ひとつ。そもそも甘口を好まない自分には合わない。

 
2000 Chateau Mont-Joye (AC Sauternes、シャトー モンジョア) \4,500
シャトー シュディローよりはまだ甘ったるさを感じさせる粘性はないものの、琥珀色のテカリがある、一見して貴腐ワインとわかる外観。こげたメープルシロップやきんかんのような香り。果実味がすごく強く、はちみつのように甘ったるいのにやや苦味や酸味も感じる複雑な味わい。ただ、多分貴腐ワインはその手間暇やワインが貴腐化しないリスクを取る分だけリスクプレミアムが載ったワインだけに、単純に高いもの方が旨みが深い気がする。もちろん甘ったるさも一段と増すようだが。

 2003 Alsace Riesling (Meyer-Fonnee、 アルザス リースリング) \2,150
薄黄色の透明感ある外観でフレッシュなライムレモンのような香り。 甘めのアタックだがフレッシュな味わいですっきりした喉越し。ライトミディアムボディーの辛口ワイン。

 
2001 Alsace Grand Cru Riesling Clos Saint Urbain Rangen de Thann (Domaine Zind Humbrecht、 アルザス グランクリュ リースルング)  \9,700
黄金色の少しテカリがあるこのワインは上のアルザスと同じリースリング種を使ったアルザス地方の白ワインだが、造り手と年号、そして畑が違う。何といっても特級畑のビンテージものだから、これだけの価格差も生まれるのだろうが、でも飲んでみるとそこまでの違いは感じない。フルーティーなピーチやマンゴーのような香りで、やや甘味があり、少し深みを感じさせる味わいがあり余韻も長め。やわらかくバランスが取れた出来で、少し空気に触れさせた方が味わいや雰囲気が増すところに秘めた実力があるのかも。でおちょっと高い。

 
2002 Bourgogne Bllanc La Combe (Marc Colin et Fils、 ブルゴーニュ ブラン)  \2,600
飲んだ最初の印象は、シャブリと同じ。でも、ちょっとだけどこか違う。外観はちょっと濃い黄色だが、琥珀や黄金ではない。フルーティーなレモンライムな香り。かりんのような柑橘系でもある。酸がちょっと強めで中ほどで果実味をちょっと感じるが、喉越しはさっぱりした辛口。軽快な感じ。

 
2002 Meursault Les Narvaux (Marc Colin et Fils、 ムルソー)  \6,390
今回も実は上のブルゴーニュ・ブランとの飲み比べ。同じ作り手で同じビンテージ。ぶどうもシャルドネで、これはシャブリとも同じ。道理で区別がつきにくいわけである。シャブリもブルゴーニュ地方の北部が産地。ちょっとだけシャブリより回り込むようなまとわり感とレモンぽさがないが、これがシャブリと言われてもやはり強く否定はできない。もう一度シャブリを味わう必要を痛感。 ちょっとだけ黄色が薄いが似たような外観。香りも似ているがちょっとだけ夏みかんやすみれの香りも加わり複雑さがある。ちょっと甘めでソフトなタッチでまろやかな酸味。ふくよかさも感じ、ボリューム感は温度が上がるほど豊かになる。

 
2002 Chablis 1er Cru Fourchaume (Domaine du Colombier、 シャブリ 1er Cru フルショーム) \3,000
シャブリ1級畑の飲み比べ。柑橘系フレッシュなライムレモンの香りはブルゴーニュのシャルドネと同じだが、ミネラルが多く含まれる土壌の影響でミネラルの香りが含めれているのが特徴。フレッシュな香り そのままのあたりだが、喉越しに果実味が残りちょっとハチミツ的な余韻を感じるが、全体的にはライトボディーの辛口。前回飲んだシャブリより全体的に重厚感が少ないような気がしたが、 それがこの畑の特徴なのだろうか。

 
2002 Chablis 1er Cru Vaillons (Jean-Paul & Benoit Droin、 シャブリ 1er Cru ヴァイヨン) \3,800
外観は上とほとんど同じのシャブリ1級畑。ところが樽熟成を13ヶ月しているらしく、フレッシュな香りというより青りんご的な香りの印象で、トーストやバターを焦したような、スモーキー な香り。香りからだけではちょっとシャブリとは特定できない。しかし、味わいはまろやかなアタックで酸味も程よく果実味もふくよかにバランスがとれたミディアムテーストである。

 
2000 Santa Maria Chardonnay (Byron、 サンタマリア シャルドネ) \3,510
シャルドネらしい香りというより、トーストや焦したバターのような香り。南方系フルーツの香りもする。酸味が多いがグラスを「シャルドネグラス」に変えると、酸味を感じる舌の 両淵を避けるように喉奥に流し込まれるため、不思議と酸味を感じさせない。

 
2003 Sancerre (Lucien Crochet、 サンセール) \3,000
ソービニヨン・ブランを使ったロワール河で造られた白。ハーブや青草の香りがするのがこのぶどうの特徴らしい。ロワールでよく栽培される。フレッシュな柑橘系の香りながら、果実味が 前面に出てくるのがシャルドネと少し違う。色は薄い黄色。

 
2000 Chassagne-Montrachet 1er Cru Les Champgains (Domaine Amiot Guy er Fils、 シャサーニュ モンラッシェ 1er Cru レシャンガン) \6,100
スモーキーな、トーストの香りで樽熟成があったことを感じさせるが、白ワインでは特徴が消えてしまいどの品種かわかりにくいことを実感する。ところが、そもそも樽熟成に耐えうる 品種は白ではシャルドネぐらいだそうな。味は熟成のおかげで厚みを感じる。色が黄金色しているのもそのおかげ。

 
2000 Chateau Petit Hallet (AC Sauternes、 シャトー プティアレー) \4,300
レッグの長さで甘さを感じる。はちみつの香りにスモーキーなトーストの香りが混じる。樽熟成した貴腐ワインであることが見て香るだけでわかる。セミヨン種を使ったボルドーの特産品。


スパークリングワイン

 NV Mumm Cordon Rouge Brut (G.H.Mumm, マム コルドン ルージュ ブリッド) \4,700
Non Vintage(収穫年度の表示なし=スタンダードもの)ながら、さっぱりした辛口(ブリッド)のシャンパン。喉越しはちょっと甘い感じで、気分を和ませるタイプ。


 NV Asti (Cinzano, アスティ スプマンテ) \1,700
アルコール度数7%のマスカットを原料としたイタリアで有名なスパークリングワイン。泡がきめ細かく、綿のように周りに付着するのはマスカットの特徴なのだろうか、見た目だけでシャンパンではないことがわかる。よく冷やして、食前酒とするにはいいかもしれない。

 NV Delamotte Brut (Delamotte, ドラモット ブリッド) \4,500
辛口のシャンパン。ピノノワール・ピノノフラン・シャルドネをブレンドしており、ちょっと荒めの泡立ちで、南方系のフレッシュフルーツの香り。酸味が強くフルーティーな印象で、ボリューム感もある。自分の好みではマム コルドン ルージュの方がさっぱり感が強くてくどさがなくていい。

 NV Cava Montesquius Brut Reserva (Montesquius, カバ モンテスキュース) \1,500
シャンパン6連発の第1弾。スペインのスパークリングでちょっと青くさい香り。あまり特徴なくすっきりさっぱり系。パノリアアケトン種。


 NV Touraine Blanc de Blancs Brut (Roger Felicien Brou, トゥレーヌ ブランク ドゥ ブラン) \1,800
フランス・ロワール地方。みかんのような香り。やや苦味あり。ショランブラン種。


 NV Eclipse California Blanc de Noirs (Domaine Chandon, エクリプウ カリフォルニア ブラン ドゥ ノワール) \4,700
カリフォルニアワイン。うすオレンジ色は、ピノノワールを使っているから。果実の香りが強く余韻に少し苦味あり。


 NV Franciacorta (Ca'del Bosco, フランチャコルタ) \3,900
イタリアの有名なスプマント産。シャルドネ・ピノビンス・ピノノワールの白2種・黒1種を使っている。南方系の熟したフルーツの香り。やや酸が弱めの印象。


 NV Alfred Gratien Brut Classique (Alfred Gratien, アルフレッド グラシアン ブリュッド クラシック) \6,600
本当のシャンパン。ピノムニエ45%・シャルドネ40%・ピノノワール15%使用。こちらは白1種と黒2種のシャンパン独特の配合。ちょっとスモーキーさを感じる辛口でミネラル分を感じる味わい。


 NV Cuvee Paradis Brut (Alfred Gratien, キュヴェ パラディ) \14,200
こちらは上と同じ醸造元ながら、シャルドネ65%・ピノノワール18%・ピノムニエ17%で味わいがだいぶ違う。かんきつ系の香りで酸が強め。まったりしていて重厚な味わいである。 とは言え、6種 飲み比べても、それほど味わいに違いがないというのが率直な印象。やは乾杯だけでいい気がする。



フォーティファイドワイン

 NV Sherry La Ina (Pedro Domecq, ラ イーナ フィーノ) \2,230
フォーティファイド、つまり酒精強化ワインで、ブランディー等を添加することでアルコールを高めたワイン。15.5%だが、辛口というよりアルコールが前面に出るウヲッカやセメダインを思わせる香りと、それがそのまま味わいにもつながっている。アルコール発酵の終わった後にブランディーを加えているので、ワインの奥行きはあまり感じられず、むしろブランディーと割り切った方がいいかも。ちなみにシェリーのような香りと言うと、ダメージを受けたワインに使う表現で、決して褒め言葉ではない。


 NV Calem Fine Ruby Port (Calem, カレム ファイン ルビー ポート) \2,000
ポルトガルの有名なポートワイン。シェリーが食前ならポートは食後酒。甘いチョコレートのようなデザートとも合わせることができる。ただ甘いだけではなく、酸味やタンニン分も感じるのが意外。20%もアルコールが入っているというのもまたもや意外。アルコール発酵中に度数の高いアルコールを加えて14%以上では生息できないワイン酵母を死滅させて、まだワイン果汁の甘味が残っているワインであり、フランスのVDN(ヴアン ドウ ナチュレ天然甘口ワイン)やマディラと同じ製法。ちなみにVDL(ヴァン ド リクール)はアルコール発酵前にブランディーを添加するので、もっと甘い。でも、一見赤ワインでこれだけ甘ったるく、しかもアルコールがきついのはちょっと違和感あり。女性を酔わせるにはいいかもしれないが。ちなみに、赤ワインに貴腐ワインはない。黒ぶどうで貴腐化するのは、病気にかかっているのと同じだそうな。あってもファンタグレープみたいで気持ち悪そう。そういう意味でも、ちょっといただけないワイン。



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