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フィルムについて
前回までカメラやレンズについて触れてきましたが、今回は、写真を撮る上で、必要不可欠なフィルムについて触れていきます。カメラ店には、カメラ・レンズと共にいろいろな種類のフィルムが販売されていますが、その理由を知り、それぞれの条件に合わせたり、自分の絵造りに合わせるなど、フィルムを有効に使い分けていきましょう。
フィルムの種類を知る!!
フィルムの種類を覚え、用途に合わせて使い分けましょう。フィルムには、下記に示すものがあります。
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ネガ(カラー)フィルム
フィルムを現像した段階では、色の明暗が逆転していて、明るい部分は暗く、暗い部分は明るくなっている。これをプリントすることにより、色の再現を確認することができる。
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リバーサルフィルム
フィルムを現像した段階で、色の確認ができる。また、ネガに比べ発色やコントラストがよく、作品造りに向いている。もちろん、プリントすることも可能だが、ネガに比べ割高になる。
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モノクロフィルム
いわゆる白黒フィルムである。ネガ(カラー)同様に現像した段階では、色の明暗は逆転して、プリントすることにより色の再現を確認できる。
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以上のような種類が代表的であるが、モノクロフィルムについては、その特徴により使用目的に合わせることができますが、ネガとリバーサルはどちらもカラーであるため、その選択に迷われることと思うので、その使い分けを触れていきます。
まず、ネガ(カラー)フィルムは、記念写真やスナップ撮影と比較的撮影後、プリント枚数の多い場合にはお奨めです。また、ラチチュード(注.4)が広く、露出の心配もほとんどなく、写真が失敗になることもないでしょう。
次に、リバーサルフィルムは、ネガフィルムに比べ、自然の色の発色がよく、コントラストも強く効いたフィルムが多いため、作品造りに最適なフィルムといえます。その反面、ラチチュードが狭く、露出の知識などが必要になり、慣れないうちは、写真が失敗になる可能性があります。
以上のことから、初めて使うフィルムは、ネガ(カラー)フィルムをお奨めします。まずは、写真の楽しさを充分に味わうことが、いいのではないでしょうか。そのためには、極力失敗を減らす構成で望みたいものです。「カメラもレンズもすべてオート」ここから初め楽しさを知ることが、大事なように思えます。
話が少しずれましたが、次は上記のような種類の中に、いくつかのタイプがあることに触れていきます。
フィルムのタイプを知る!!
フィルムの種類については、上記のようなものがありますが、それぞれの種類の中にいくつかのタイプがあり、そのタイプを知り、条件や自分の目的にあった使い分けをしましょう。フィルムには、光に対する感度があります。このことは、「ISO
○○」(注.5)などの表示をフィルムケースで目にすることができます。下記にタイプと特徴をまとめてみました。
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低感度タイプ
このタイプは、粒状性に優れ、細部にわたる描写が可能であり、画質に優れている。写真の引き伸ばしをしたときでも美しい仕上がりになる。反面、低感度のため、撮影ブレや被写体ブレなどの注意点がでてくる。「ISO
50前後」
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中感度タイプ
このタイプは、低感度と高感度の中間的な性質を持っており、扱いやすいフィルムといえます。「ISO
100前後」
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高感度タイプ
このタイプは、低感度に比べ、粒状性に劣り、写真を引き伸ばした場合など画質の低下を招く。が反面、高感度のため、光量の少ない室内や室内での動きのあるもの(動きの一瞬をとらえるなど)への描写に優れている。「ISO
400以上」
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以上のようなタイプを見ることができますが、実際にどのような使い分けをしていくのか、少し触れてみます。このことは、撮影条件に大きく左右されることなので、そのことを考えてみましょう。
まず、低感度タイプの場合、描写しようとするもの(状況)が、比較的明るく光量の心配がなく、被写体自体がブレる環境でない状態が好ましい。また、大きく引き伸ばして仕上げたい場合などに向いている。ブレの問題については、三脚等の使用やブレの原因を読むことにより軽減をはかれる。
次に、中感度タイプの場合、夜以外であれば、撮影に支障の出ることは少ないと思われる。仕上げの引き伸ばしに関しても全紙(注.6)などのように大きく行わなければ、まず支障はないでしょう。タイプの中では、もっとも扱いやすい(様々な条件に強い)ため、万能向きと言えます。
最後に、高感度タイプの場合、撮影時の条件による光量不足や、そのような状況下での動きのある描写に向いている。
このように、それぞれのタイプには、メリット・デメリットがあります。
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画質を優先すると(1)低感度→(2)中感度→(3)高感度フィルムとなります。
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撮影条件を優先すると(1)高感度→(2)中感度→(3)低感度フィルムになります。
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このような条件下で、撮影者自身が選択し、活用及び利用していきましょう。また、初めのうちは、癖?のない中感度フィルムを使用し、様々な条件の中で撮影に与える影響を覚え、自分にあったタイプを見いだしていくのが賢明だと思われます。
その他、フィルムに対する注意点!!
以上のように、いろいろな種類・タイプがあり、それぞれを使い分けることにより、写真表現の幅を広げていきましょう。また、それ以外のフィルムに関することを下記にまとめてみました。
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デイライト用とは?
太陽光の下での、色の再現を目的としたフィルムであり、室内照明用には、タングステン用がある。
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フィルムの保存法は?
フィルムには、それぞれ使用期限があります。これは色の再現力の保証期間のようなもの。また、このことからも「生もの」であることがわかります。保存には、冷暗場所に保管した方が好ましい。
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発色やコントラストの違い?
リバーサルフィルムの場合、メーカーや商品によって、発色やコントラストの違いが現れ、状況や好みに応じて使い分けると、写真表現の幅も広がる。
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今回のまとめ?
上記のように、様々なフィルムがある理由について触れてきましたが、では、どのように使い始めればいいのか?
まず初めは機材(カメラ・レンズ)に慣れていないと思われるので、フィルムはネガフィルムの中感度タイプを使用することをお奨めします。通常、この条件でカメラの設定をオートにしていれば、ほとんどの条件下で撮影可能であり、失敗も少ないと思われます。まずは、機材に慣れると言うことです。それを踏まえた上でフィルムを使い分けをしていきましょう。
以上のようにカメラ・レンズ・フィルムと触れてきましたので、いよいよ次項では、実際に撮影するときに参考になるような事柄 「構図について」 を触れてみたいと思っています。いろいろな出来事に触れ、感じてシャッターを切る時に、一呼吸おけるような内容にと思っています。
注.4・・・ラチチュードとは、自然界には、様々な色が存在していますが、そのすべての色を同時にフィルムに納めることはできません。フィルムの持った範囲の中での描写となり、その範囲のことをラチチュードという。
注.5・・・ISOとは、感度を表す表示で、国際標準化機構で定めている。
注.6・・・全紙とは、プリント仕上げの最大サイズのこと。(キャビネ・八ツ切・六ツ切・四ツ切など)
余 談 フィルムのフォーマットをご存じですか?
アドバンスト・フォト・システム・カメラ(APS)・・・・・30.2×16.7mm
35mm判カメラ・・・・・24×36mm
中判カメラ・・・・・6×4.5cm(55×42mm)・6×7cm(69×56mm)・6×9cm(82×56mm)など
大判カメラ・・・・・4×5in(120×97mm)
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