平成20年度学校図書館利用指導計画


 私が勤務する川崎市立白幡台小学校図書館の利用指導計画を紹介します。

 これから、学校図書館の活動についておりにふれて紹介していきます。

 川崎市立白幡台小学校図書館

1 学校図書館の役割

学習活動に多様な学習資料を利用させる事により、児童の学習意欲は高まり生涯を貫く学習態度が形成される。学校図書館は学習資料センター、読書センターとして多様な学習資料や読書材を常備し、知的意欲を持った児童に提供する役割を持つ。

2 目標

・心豊かな子どもの育成を図る。
 ・読書に対する興味や態度を育て、読書生活の基本的な習慣を養う。
 ・学校図書館の利用の仕方、を身につけさせるとともに、各種の情報を適切に選択し活用する仕方を身につけさせる。
 ・ファイル資料など図書以外の資料を学習に活用したり、生活の中に生かせるようにする。

3 学校図書館(図書及び図書以外の資料の利用指導)につ いて

(1) 読書指導の重点

低学年 ・読書に対する興味や意欲を起こさせる。
・本の正しい扱いができる。
・図書の整理整頓ができる。
中学年 ・読書量の増大を図り、読書領域をひろげさせる。
・図書の分類配列の大要を知る。
(日本十進分類法の100区分の大要を知る。)
・辞典や事典の使い方を知る。
高学年 ・自分で本や資料を選択し、活用することができる。
・請求番号の意味がわかる。
・必要な情報を選択し、活用する事ができる。
・学校図書館の運営に参加して、意欲的に活動する

(2)年間指導計画

4月から7月 図書の借り方、返し方
課題図書の紹介、本の紹介
学級図書の配布
夏休みの貸し出し
読書感想文の募集のお知らせ
8月から12月 夏休みに借りた本の返却
読書感想文の集約
しらはた読書週間(図書集会・おすすめの本紹介)
読書感想画コンクールへの参加(作品の集約)
学級図書の整理
冬休みの貸し出し
1月から3月 日本絵本賞読者賞への応募
冬休みの本の返却
読書カードの整理
1年間の読書を振り返る
図書室の本の整理
蔵書点検

(3)図書館の利用

@ 開館時間

月、火、木、金   8:15〜15:30

水          8:15〜13:00

各クラスの利用時間は、別紙

割り当ては図書室に掲示する。図書室の割り当て以外でも、じゃまをしないように  図書の貸し出し返却をしても良いことにする。

B 使用方法

・図書館、または教室を利用する。

・個人カードのバーコードを読み取り、その後図書のバーコードを読み取ることによって、貸し出し、返却をする。必ず、担任の先生、図書委員、図書ボランティアが手続きをする。(保護者の承諾が得られない児童については、これまで通り個人帯出カードに署名、返却日を記入して借りる。

・本を返すときは、図書カードに返却日を記入し確認後、返却用のブックトラ ックに置く。図書を書架に収めるのは、図書委員・図書ボランティアの役割とする。

・ 図書館内の本はすべて、分類番号順に並べてある。91番の文学の本は50音順、作者別に並べてある。

・ラベルのついていない本は、個人帯出カードに、書名、クラス名前を記入して資料をかりるようにする。

※貸し出しは月・火・水・木・金・の朝8時15分から30分、中休み、昼休みとする。それ以外の授業中は、担任が行う

※一人一回一冊(休業中は一人四冊)貸し出し期間1週間以内。一週間以内でも読み終わったらすぐに返却する。

※学級として借りる場合は、担任のカードかクラスの図書館利用者カードを使ってパソコンで貸し出しを行う。(クラスでの貸し出しは一ケ月とする。)

(5)読書カード

図書の貸し出しでは、図書館のカードケースに常備されているバーコードの入った個人カードを利用するため、読書記録は残らない。そこで、感想をメモしておく読書カードを学年で工夫して作って欲しい。

(6)ファイル資料の活用について

図書館内にファイル資料をファイル資料コーナーに置き、パンフレットや新聞切り抜きなどの資料を活用できるようにする。
 基本的に、1年たった物は、廃棄する。
 使い終わったら、必ず元に戻すように指導する。

(7)郷土出版物コーナーの活用

川崎市、横浜市、神奈川県について書かれた本を設置する。ラベルを貼っていないので、ファイル資料と同様に、利用後必ず元に戻すように指導する。

4,朝の一斉読書について

(1)ねらい
・静かな雰囲気の中で、一日を始めることにより、ゆったりとした落ち着いた生活を送ろうとする心構えを育てる。
・静かに本を読むことを通して、読書習慣を身につける。

(2)時間
 毎週金曜日の午前8時30分から8時45分まで

(3)方法
 児童は、水曜日の朝8時30分までに読む本を用意する。(図書館は8時15分から開けているので、本を借りに来ても良い。もちろん家から持ってきた本でも良い。)
 まんが(『日本の歴史』などの学習まんがは良い。)ゲーム攻略本、雑誌は禁止する。
 声を出して読まない。黙読する。
 8時30分のチャイムと同時に、本を読む。
 担任の先生も一緒に本を読む。
 読む本は取りかえない。読み終わったら、もう一度読むようにする。
 8時45分になったら、すぐにやめて朝の会をはじめる。
 原則として感想を求めない。(感想を書かせない。)
 一年生は、一学期の間、慣れるまで、先生が本を読み聞かせる。

5,必読図書の取り組み

下記のように必読図書を決める。
全部読んだ人には、賞状を渡す。
 つきましては、各クラスごとに必読図書のカードを配ります。ゴム印で名前を押すか、児童に自分で書かせるようにする。
 読んだどうかは、自己申告です。自分で読んだ日を記入するようにさせてください。以前に読んだ場合も読んだことにする。
 カードは、各自で保管するようにしてください。クラスでまとめて保管しても良い。
 

低学年
 『てぶくろ』(ウクライナ民話 ラチョフ絵 内田莉紗子訳、福音館書店)
 『ぐりとぐら』(なかがわりえこ、おおむらゆりこ著 福音館書店)
 『あらしのよるに』(木村裕一作 あべ弘士 絵 講談社)
 『スーホの白い馬』(モンゴル民話 大塚ゆうぞう再話 福音館書店)
 『はらぺこあおむし』(エリック・カール作もりひさし訳 偕成社)
 『ともだちや』(内田麟太郎作、偕成社)
 『11ぴきのねことあほうどり』(馬場のぼる作、こぐま社)
 『くまのこウーフ』(神沢利子作、井上洋介絵、ポプラ社)
 『ゆずちゃん』(肥田美代子作、ポプラ社)
 『ことばあそびうた』(谷川俊太郎作、福音館書店)
 『カラスのパンやさん』(かこさとし作、偕成社)
 『ちいさいおうち』(バージニア・リー・バートン作、岩波書店)
 『ひとまねこざる』(H・A・レイ作 岩波書店)
 『三びきのやぎのがらがらどん』(マーシャブラウン・え、せたていじ訳福音館書店)
 『お月さまってどんなあじ?』(マイケル。グレイニエツ絵・文 セーラー出版)
 『かわいそうなぞう』(つちやゆきお文 金の星社))
 『しゅくだい』(宗正美子原案、いもとゆうこ絵 岩崎書店)
 『けんかのきもち』(柴田愛子文伊藤秀男絵 ポプラ社)
 『かずあそび ウラパン・オコサ』(谷川晃一作 童心社)  
 『かいじゅうたちのいるところ』(センダック作 富山房)

中学年
 『エルマーのぼうけん』(RSガネット作 RCガネット絵 福音館書店)
 『わすれられないおくりもの』(バーレイ作・絵 小川仁央訳 評論社)
 『かたあしだちょうのエルフ』(おのきがく・ぶん、え ポプラ社)
 『ダンゴムシみつけたよ』(皆越ようせい、写真・文 ポプラ社)
 『ごんぎつね』(にいみなんきち文 ポプラ社)
 『きつねにょうぼう』(長谷川摂子再話 福音館書店)
 『てぶくろを買いに』(にいみなんきち文 ポプラ社)
 『ながいながいペンギンの話』(いぬいとみこ作 理論社)
 『ルドルフとイッパイアッテナ』(斉藤洋作 講談社)
 『花さき山』(斉藤隆介作 滝平二郎絵 岩崎書店)

高学年
 『米は生きている』(富山和子著  講談社)
 『100万回生きたねこ』(佐野洋子、作・絵  講談社)
 『モモ』(ミヒャエル・エンデ作 大島かおり訳  岩波書店)
 『さくら子のたんじょう日』(宮川ひろ、作  童心社)
 『しらんぷり』(梅田俊作・佳子作・絵 ポプラ社)
 『八郎』(斉藤隆介作 滝平二郎絵 岩崎書店)
 『雑草のくらし』(甲斐信枝さく 福音館書店)
 『絵で見る日本の歴史』(西村繁男作 福音館書店)
 『からすたろう』(やしまたろう作  偕成社)
 『ハッピーバースデイ』(青木和雄 吉富多美著 金の星社)

低学年の必読図書パート2
 『かにむかし』(木下順二作、清水崑絵、福音館書店)
 『おしいれのぼうけん』(ふるたたるひ・たばたせいいち作、童心社)
 『ちからたろう』(いまえよしともぶん、たじませいぞうえ、ポプラ社)
 『しずかなおはなし』(サムイル・マルシャーク ぶん ウラジミル・レーベデフ え うちだりさこ訳 福音館書店)
 『ぼくはおこった』(ハーウィン・オラム 文 きたむらさとし 絵 理論社)
 『だるまちゃんとてんぐちゃん』(加古里子 さく・え 福音館書店)
 『とべ バッタ』(田島征三 作 偕成社)
 『とりかえっこ』(さとうわきこ 作 二俣英五郎 絵 ポプラ社)
 『となりのせきのますだくん』(武田美穂 作・絵 ポプラ社)
 『モチモチの木』(斉藤隆介 作 滝平二郎 絵 岩崎書店)

6,調べ学習資料の提供

社会、理科、総合的学習、国語などの教科で調べ学習に対応するために、次の内容について、宮前図書館の集団貸し出しや国立国会図書館からの貸し出しなどにより本やパンフレット、ビデオ、などの資料をそろえていきたい。
@ 国語の詩や物語の学習の発展として
 6年の「森へ」のあと、星野道夫の本(写真集)
    「やまなし」のあとの宮沢賢治の本
 5年の「大造じいさんとガン」のあと、椋鳩十の本
 4年の「ごんぎつね」のあとの新美南吉の本
 3年の「もちもちの木」のあと、斉藤隆介の絵本
 2年の「スーホの白い馬」のあと、モンゴルの昔話
 1年の「おむすびころりん」のあとの昔話
A 3年の総合的な学習の時間の「韓国を知ろう」で、韓国についての本
B 5年生の米作りの学習で、米や日本の農業についての本
C 6年生の社会の「世界を知ろう」の学習で、世界の戦争や平和についての本
D 3年生の理科の昆虫についての学習で、昆虫についての本
E 3,4年生の神奈川県の地域学習で、川崎や神奈川についての本や資料
など、必要に応じて資料提供をし、コーナーの特設などをしていきたい。

7,4月のはじめに指導する項目

「図書館だより先生版4月9日号を参照)

(図書館だより先生版4月9日号は、ここをクリックしてください。)

 (1),本を大切に扱うこと

 図書を書架から取り出す時は、必ず、本の下の方を持って取り出す。決して、本の上を持って引き出さない。
 本を投げたりしない。本は丁寧に扱う。
 手が汚れていたら、手を洗ってから本を読む。

(2),貸し出し期間を守ること

 次に借りる人のことを考えて、読んだらすぐに返すようにしよう。
 
(3),図書室での過ごし方
 
 走り回ったりしない。
 静かに本を読むようにする。


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