1,やどかりのおひっこし
やどかりは、自分の貝がらにつけたサンゴやヒトデたちと仲良くくらしていました。やがて、別れの時がやってきます。ほかのやどかりに家をゆずり、これまで暮らしてきた友だちと仲良くくらしてくれるように頼みます。自分は新しい家をさがして、新しい友だちをさがす旅にでます。
エリック・カールのきれいな絵で、ヤドカリとその友だちとのかかわりを優しくえがいた絵本です。
2,エリックカールとは、
1929年、ドイツ人の両親のもとに、アメリカニューヨーク州に生まれる。
1935年、ドイツに移住。シュツットガルトの造形美術大学で学んだ後、再びアメリカにもどりニューヨークタイムズのグラフィックデザイナーとして活躍。1968年「123どうぶつえんへ」を発表し、ポローニャ国際児童展グラフィック賞を受賞。その後、絵本の仕事に専念する。
作品に、「はらぺこあおむし」「パパお月さまとって」「ゆっくり ゆっくり」「パンダくんパンダくんなにみてる」「とうさんはタツノオトシゴ」など絵本を多数。
1,やどかりの友だちはだれ?
ねらい
●お話の続きを考えることにより、お話の主題をつかむ。
●登場人物を通してのお話体験を楽しむ。
●創造力を引き出す。
●みんなで協同してお話を作り、お話の楽しさを味わう。
準備
●やどかりが友だちを見つける場面の絵のワークシート(A4程度の大きさ)
●参加者全員が前もって読んでくるのに十分な冊数の本(読み聞かせでも良い)
実践方法
●アニマドールは、一人一冊か1グループ1冊あれば、黙読する時間を作る。読み聞かせから始める場合は、ストーリーを確認する意味で簡単にあらすじを確認する。
●子どもたちに、「このお話の続きはどうなるのか?」聞いて、何人かに答えてもらう。
●「続きのお話をこのワークシートに書いてみよう」と、投げかける。絵でも文章でもよいことを伝える。「どのように友だちになったのかもわかるともっといいね」と伝える。
●ワークシートを一人一人に配り、お話の続きをかく。
●書き終わったところで、自分の考えたお話を発表し合う。
●お話を発表し合ったら、終わりにする。
このお話は、やどかりが新たな友だちを作ろうとする場面で終わっている。そこで、「どんな友だちを作るのだろう」と呼びかけてお話の続きを考えさせました。お話の終わり方から「次はどうなるのかな?」と思わせるようになっているので、自然とお話作りに興味を持つと考えたからです。
多くの子どもたちが手を挙げて、「イカさん出会って、友だちになったと思う。」「きれいな魚と友だちになった。」など、話してくれました。
そこで、カラー印刷をしたやどかりの絵を見せて、この紙に書いてみようと呼びかけました。