2004年12月12日(日)
今日はアクトシティ浜松の楽器博物館内にあるホールでハンドベルのコンサートが行われた。
毎年クリスマスシーズンになると各地でよく行われるイベントではある。
確か数年前もアクトシティの中ホールでコンサートが行われたことがあり、この時は「創価大学ゴールデンベル・リンガーズ」という演奏チームが来ていたのだが、今回演奏に来るのが「ハンドベルアンサンブル東京(TOKIO)」という5人編成のチームである。
ハンドベル演奏というと、10人以上の演奏者がずらーっと並んでベルを鳴らすというイメージがあったため、「え〜?たったの5人?」と当初はやや不満めいた思いがあった。ところがプロフィールを読んでびっくり。メンバーの方々は、エコーハンドベルリンガーズの出身者だった。
私はその場でCDラックに向かい、数枚のCDを取り出してきた。それらは過去にリリースされた、エコーハンドベルリンガーズの演奏を収めたCDだった。一番古いものでリリースが1985年。当時ハンドベルという楽器の音に魅せられたばかりの私は、レコード店でこのCDを発見し、喜び勇んで買った記憶がある。
ちなみに解説書の中に当時のエコーハンドベルリンガーズのメンバー表があり、今回のハンドベルアンサンブル東京(TOKIO)のメンバーの方々のお名前も
バッチリ載っていた。さて、そんな期待の中、コンサートは始まった。さすがキャリア20年の方々である。5人で出しているとは思えない程の演奏を聴かせてくれた。
演奏曲の中に、リムスキー・コルサコフの「熊蜂の飛行」があった。あの速いパッセージを見事にハンドベルで演奏し、終わった後はしばらく拍手が鳴り止まなかった。でもこの曲、20年前に出たCDにも収録されている。つまり5人の方々にとってはエコーハンドベルリンガーズの頃からレパートリーになっていたので、お手の物だったのだろう。問題はメンバーの方もおっしゃっていたが、「体力との闘い」だと思う。
でも個人的感想として、この曲はハンドベルの音楽には不向きのような気がする。もう少しメロディの流れが感じ取れるような曲の方がハンドベルの音の長所が生かされると思う。「熊蜂の飛行」は、ただただテクニックを見せるということだけに終始してしまったような気がしてならなかった。それからコンサート中、ハンドベルについての解説は述べられていたのだが、1曲、ハンドベルと一緒にクワイヤ・チャイムという楽器を使った曲があったのだが、これについての解説はなかった。けっこう客席でも「あの楽器、何?」という声がしていたので、ちらっとでも紹介してほしかった。
そんなわけで不満はちょこちょこあるが、やはり生で聴くハンドベルの音は良い。実に癒された。CDも買わせていただいたが、う〜ん、ちょっと収録曲が少ないかな。もっとクラシックの小品やトラディショナル・ナンバーとかをふんだんに盛り込んで欲しかった。
次作に期待したい。