胎動―写真で綴る自然出産のメモリアル
    1994年8月2日〜8日 東京 銀座ニコンサロン

 ここちよい緊張の中で、私は小さく丸まってそこにいる
甘くせつない吐息、汗と涙、震える声。
 静と動が混じり合ったその一瞬一瞬を、赤ちゃんと女たちの エネルギーに圧倒されながらカメラに刻んできた。
 出産という、人間の最もプライベートな場に何度となく立ち会わせて頂いてきたが、いまだにハラハラ、ドキドキの連続だ。
 それにしても、まるで愛し合うかのように一心同体のカップルもいるし、自らわが子をとりあげちゃった夫までいる。生まれてきた赤ん坊は、なんと、もうおっぱいを探しあてているではないか――。
 “いのち”の誕生。
 私が出会った、アクティブな女たちのお産をモノクロームの世界で表現してみました。