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キャリフォルニア UC0079 12月中旬
MS06S ザク2S型 地上用の改修をされたもの

「生き残ったのは、俺だけなのか?」

部下達とはもう、半日以上連絡が取れない、

残るはMMP78の弾装2本とシュツルムファウスト1本、

ずっと稼動しっぱなしだったコイツもオーバーヒート気味、バーニアの燃料も後数回の噴射で底をつく

俺を包囲している敵新型モビルスーツの数、熱反応によるとおよそ5、

コイツより明らかに策敵範囲が上の連邦のこと、

俺が気づけないだけで、ほんとはもっといるのかもしれない

俺は今、確実に包囲されつつあるようだ

どうしょうもなく武が悪い喧嘩だ

12月の初め、俺らの駐屯するキャリフォルニアベースに

連邦は、大量のモビルスーツを送り込んできた

俺らは基地を舞台に3日間ほどドンパチやったが、まさに多勢に無勢、

結局基地は奪われ、残った味方戦力は周辺の市街地に潜んで反撃って訳だ

あれから1週間、本隊とも仲間とも連絡が取れなくなった

マジに俺も終わりかもしれない

空から持ってきて半年以上も付き合ったこのS型が、俺の棺桶か、

こんな虫や湿気の多い地球が、この廃墟の街が俺の墓場なのかい?

・・・こんなとこで死にたくないな、へへへ、、、

もうすぐ夜が明ける

長い一日が、また始まる

 


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