'98 脇谷のスペイン旅行記5


開設日:98年10月17日  最新更新日:98年10月17日 


8/23 マドリッド


マハは裸でロシアへ旅立つ?(プラド美術館)
古い駅の有効利用法(アトーチャ駅)
太っ腹!現役王宮まで観光名所!(王宮)
ゲルニカだけが目玉じゃない!(ソフィア美術館)
牛と人間と鮮血と土ぼこり(闘牛)
タコの足はハッポン?




スペインの朝は暗いです。
夜明けは7時すぎかな。
夜明け前から活動してるって感じになります。
なんせ、ヨーロッパ、こんだけ横長なのに、
ノルウェーからスペインまで、同じ時間にあわせてあるんだもん。
ムリがあるよね。
ちなみにスペインは、昼飯が2時頃、
日の入りが夜の9時ごろ。夕飯も9時頃。
いいなぁ。帰りたくない・・

さて、今日は(4日め)は
 プラド美術館
 アトーチャ駅
 スペイン広場
 王宮
 飯!
 ソフィア美術館
 買い物!
 闘牛
 飯!

またまた、盛りだくさん。

ということで、暗いうちから、朝飯をたべました。
(時間が早くてホテルではつくってくれんかった。
かわりに、ホテルの用意したBOXランチを
食べました。サンドイッチとかリンゴとか洋梨とか)
でも、おかげで、トレドの町の夜明けを見ることができてOK。

トレドの話はもういいって?


マハは裸でロシアへ旅立つ?(プラド美術館)

朝、混まないうちに、プラド美術館へ

美術館では車椅子は大変です。
普通の人は、「はい次こっちです」とかいうガイドさんにつれられていけば
いいのですが、車椅子はみんなより先にダッシュし、
館の片隅にあるスロープやエレベーターへ走り、遠回りをして
みんなのところへ追いつかなければいけないからです。
着衣のマハ 裸体のマハ

プラド
いきなり「着衣のマハ」です(画像)。
実はこのとなりに「裸のマハ」(画像=インターネットより)
があるはずなのですが、僕らが行ったときは、
灰色の壁しかありませんでした。
ロシアへ出張中だそうです。残念!

美術館の中はこんな感じです(画像右)。
それにしても、日本人が多かった。
7グループくらいいたかな!

ベラスケスの「王女マルガリータ・テレサ」はすごかった。
荒っぽいタッチなのに、遠くから見るとそれが
光の輝きに見える!
ラス・メニーナス
また、「宮廷の侍女たち」もなんとなく印象にのこる(画像)。
この絵はどこかで見た・・
そういや、バルセロナのピカソ美術館で、この絵を
ピカソ風にアレンジした絵があったなー
これが元ネタかー

美術館を出ると、扇子売ってます。
絵が印刷されたちょっと趣味の悪いやつです。

日本人相手にショーバイしています。
「オハヨーゴザイマス、マイドアリガトー
センス、スズシイヨ、オミヤゲドウデスカ」
知ってる日本語ならべてるだけで
会話にはなりません!

Tシャツもあります。
プラド美術館の記念Tシャツかぁ・・


古い駅の有効利用法(アトーチャ駅)

アトーチャ1
アトーチャ駅へ
新館と旧館があって、旧駅舎は体育館のようなカマボコ型です。

「ここで、問題です。今は市民の憩いの場として、
あることに利用されています。さて、それはなんでしょう?」
って「なるほどザ・ワールド」じゃないって。
答は、「植物園」ですぅ(画像右下)。

こんな広い空間を無料の植物園にしちゃうなんて、土地のある国はちがうねー

反対側はホントに駅です。AVEという新幹線がいました。
新幹線のデザインはいまいちだね・・
アトーチャ2
スペイン広場へ行く途中、「のみの市」がありました。雑貨や服や食器など
いろんなものが売ってました。

今日のガイドの宮田さんも、スペインへ来た当初、生活に困って、
ここで水中花を売りながら生活していたそうです。

いまは夏休みなので、人が少ないです。
客も少なければ、店を出している人も、リゾート地へ売りに行ったり、
当人がリゾート中だったり。
のみの市を出している人がリゾートで夏休みなんて、なんとなく
へんな国です。やっぱり。
スペイン広場
スペイン広場です。
ドン・キホーテとサンチョ・パンサの像があります。
(画像中央の黒い点)。
みんな記念写真をとってました。
この時は知らなかったのですが、後ろの建物は、今日泊まる
「プラザホテル」でした。

やっぱり扇子売ってます。Tシャツも。
まるで、日本の観光地のちょうちんのように。


太っ腹!現役王宮まで観光名所!(王宮)

王宮全景
王宮(画像)。
実際、国賓とかが来ると、ここで招待します。
だから、ガイドブックを見ると休館日は「公式行事があるとき」
になってます。
公式行事に使用されるところを観光地として公開しているなんて
スペインくらいのもんです。
やっぱりおおざっぱな国です、ここは。

食堂には、長いテーブルの上に、
さらに細長い幅50センチくらいの大理石のテーブルが。
「なんですかー、これー」って聞いたら、
「ホットプレートです。下から火を炊いて
石のテーブルごとあっためるんです」だって。

他にも、金の燭台や、サングリア(ワインと果実をまぜたお酒)を
混ぜるのにつかう銀の食器や・・

王宮・天井画
天井画とかステキです(画像)。
なんか吸い込まれていくような・・
王宮・内部
ある一室です(画像→)。
シャンデリアから椅子から壁まで豪華!です。
左の方に見える椅子は玉座だそうです。
ライオンはスペイン王朝のシンボル?

中国風の部屋もありました。
壁は金糸銀糸で刺繍だそうです。
床は大理石をはめ込んであります。
踏んだら割れそう。

やっと、飯です。
はらへりー
タパス(つまみ)専門店へ行きました。
スペインでは、軽く食事をとるときはこういう店がいいらしい。
カウンターとテーブルでは料金が違うんだって。
テーブルは2割増しくらい。

魚介類ばっかり!
うまいけどね。


ゲルニカだけが目玉じゃない!(ソフィア美術館)

ソフィア美術館へ
なにしにきたって、ピカソの「ゲルニカ」を見にきたんだよ。
ゲルニカの展示されているところまできて
「ここで解散します」
って言われたとたん、脇谷は来る時に見た「ダリ」の絵が
気にいってたので、そっちに行ってしまいました。
「ダリ」ってね。蟻とか、とろけた時計とか、
引き出しのついた人間とか、書く人。

ゲルニカ? うーん、あまり記憶にない・・
ダリの「内乱の予感」の下絵のほうがすごかった。
GUN
買い物にいきました。
レパントっていう皮製品の店です。
日本語、通じます。
「5000ペセタね。割引して、消費税加えて、日本円でこれだけね」
って、電卓持ったかわいいスペイン娘たちが対応してくれます。
思わずいっぱい買っちゃいました。

そういえば、出口の警備員は腰に拳銃さげてました(画像)。
やっぱり、日本と違う・・

スペイン広場前のホテルプラザへ。
だからぁ、スペインはホテルに期待しちゃいけませんってば・・


牛と人間と鮮血と土ぼこり(闘牛)

夕方は闘牛へ行きます。
夕方ってっても6時半なんて、太陽ギンギンです。
照り返しの激しい中、厳選されたメンバーは
バスに乗って、闘牛場まで。
厳選されたってのはねー、
闘牛こわいから見たくないー! 残酷だから見たくないー!
って人は置いていったからデス。
闘牛1
闘牛場では入場するときにざぶとんを貸してくれます。
座席は石作りなのでそれをもらったのですが、
牛の角から身を守るものかと思っちゃいました。ははっ

日なた席は暑そうです。
日かげ席でよかった。
当然、料金は高いけど・・(7000円くらいかな)

いよいよ始まりです。
まずファンファーレが鳴り、人やら馬やら登場します(画像)。
牛? まだ、牛はいません。
次に、今回の牛は、何キログラムっていうプラカードをもった人が
出てきます。
始めの牛は470キロでした。ちょっとやせてる。

さて、牛の登場です。角の大きな種類の牛です。
出てきたすぐはうろうろしてますが、
そのうち、数人のマタドール(闘牛師)の候補生の振る、
ピンクのひらひらマントにつられて突っ込んでいきます(画像)。
マタドール候補生は、牛が近づくと、木の塀のかげに逃げ込みます。
ずるい!

闘牛2
次に、牛を弱らせるため、馬に乗り、槍を持った人が
出てきます。
ここで、なぜか牛くんは馬くんにつっかっかっていくんですね。
馬くんは、鎧で重装備され、目隠しされてます。
で、いきなり牛につつかれるんですよ。
かわいそー!
そこで、馬に乗った人が牛の背中を槍でつつきます。
出血させて弱らせるんですねー
牛が馬から離れないので、あんまりぐりぐりやってると、
牛が弱りすぎて、面白くないってことで、ブーイングが起こります。
この、馬に乗ってる人が、また、一番楽してるって感じのうえに
でっぷり太っているので、怒れてきます。

そのあと、牛の背中に6本の短いやりをたてます。
マタドールの一番弟子みたいな人が出てきて、両手に2本槍を持ちます。
で、牛を挑発して、飛びかかってくる直前に、槍を背中に差しながら
横っ飛びによけるの。けっこうきわどい。ハラハラもんです。
でも、なんの意味があるんかなー

高鳴るラッパの中、いよいよマタドール登場!
けっこう腰ひけてますよ。やっぱ、牛は大きくて恐いからね!
でも、ギリギリでかわしたりすると、完成と拍手が湧き起こります。
やっぱり、すごいって思うよ!(画像)

闘牛4
こんなプロセスで1ターンが終了です。
これが6ターンくらいあります。

2頭めは、馬くんを突き倒しちゃいました。
馬くん、気絶してしまいました。かわいそー

3頭めは、500キロ以上というおおものでした。
なかなか手間どりましたよ。こいつは・・

役目を終えた牛くんは馬にひきずられ、退場です。
ちょっとかわいそー
牛は、その後、約8分で解体され、翌日肉屋に並びぶそうです。
○ ○闘牛場で××というマタドールと闘った牛です、って。

闘牛を、見る前は、一方的な牛殺しかとも思ったんですが、
そうでもなくて、やっぱり狩猟民族の一つの歴史だと感じました。
殺される牛はかわいそうですが、それは牧畜や農耕民族が
やっぱり牛や鶏を食べるのと、かわらない。
闘牛では、人も牛もがんばってるなってのが印象でした。

とはいいつつ、気分が悪くなったおばさんたちのために、
3ターンで出てきました。
夜の8時半、まだ日は高い・・


タコの足はハッポン?

夕飯じゃー!
今日は自由行動だったので、久しぶりに他国の料理が食いたくなり、
ホテルプラザのとなりのイタリアンレストランへ。

まず料理を注文。
「ナポリタン!」「Si!(イェス!)」 おっ、通じた!
「ボンゴレ!」「ロッソ? ビアンコ?」「ビアンコ!」 これもOK!
「シーフード!」「?」「シー!、フード!」
ダメみたい。
「フィッシュ(魚)! シュリンプ(えび)! オクトパス(たこ)!」
通じません・・
最後の手段です。手帳に絵を書きました。
イカとタコと貝と魚。
「Si! Si!」
わかってくれたようです。
店員さん、その絵に、波をつけくわえてくれました。
やるなぁ

次は飲みものです。
「ビーア(ビールください)!」
「ビーノ(ワインですか)?」
「ノー、ノー、ビール!」
「Si! ハイネッケン?」
「Si! Si!」
ふぅー・・

料理持ってきてくれたとき、店員さん、
「ハッポン? ハッポン?」

タコの足は8本っていってるのかな?
一人がハッと気がつきました。
「ハポンってジャパンのことじゃない?」
「Si! Si! ウィ アー ハポン!」
(英語とスペイン語、混ぜるなよ!)

そして、イタリア人だかスペイン人だかわからないほど
陽気な店員さんと握手をして、僕たちは、店を出たのでした。

明日は、スペイン最後の日です。
どうなることやら・・


  つづく・・・・


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制作: 脇谷直樹