メガネ
ロスアンゼルスに到着して数日後、常用している眼鏡のフレームが壊れてしまった。
急いで新調しなければならなかった。
二日前に食料品の買い物に出かけた近くのモールに行って見ることにした。
三階建ての日本のイオンモールのような綺麗なモールである。日本のモールが
アメリカのモールの様式を取り入れたのかもしれない
一階に20平米程のスペースの眼鏡店があった。愛想のいい中年の男性店員が
自由に見て下さいと言って迎えいれてくれた。
気に入ったフレームを手に取って試着しようとすると、驚いたことに鼻受けが
ないではないか。他のフレームをいろいろみてみたが鼻受けがあるのは見つからな
かった。西洋人の鼻は高いから鼻受けは必要ないのである。
さらに探していると、鼻に接触する部分が無理にではあるが可動できるフレームが
見つかった。 差し当たりそのフレームを買うことにした。レンズは前の眼鏡のもの
にした。その後アパートも決まり生活が落ち着いた頃、リトル東京のヤオハンに
東洋人の鼻受けのある眼鏡フレームが売ってあることが分ったが、アメリカにいる
一年間はモールで買った眼鏡で通した。
アパート探し
ロスに着いて三日目からアパート探しを始めた。
最初の4,5日間はCherappaの研究室の学生AndyとBibiが手伝ってくれ
た。West Los Angelesの住宅地に絞って探していた。Mentone Ave,
Jasmine Abe,Keystone Ave など二階建てのアパートが片側一車線
の道を挟んで両側に林立していた。
アパートの前には”Vacancy Luxury Room”(空室有り、豪華な部屋)という
宣伝用の看板をよく見かける。
道路のすぐ横は幅1.5m位の芝生帯があり所々に樹木が植えられている。
緑が豊かで気持ちがいい。
その芝生帯の横は幅1.5m程度の歩道である。更に歩道の横にアパートが
ある。1ブロックに3,4軒プール付きの一戸建てもある。芝生帯には芝生に水
をやるためのスプリンクラーが所々にあり、定期的に散水している。ロスは地中
海性気候で雨量はすくない。
探し始めて五日目位から手に入れた中古の自転車でmotelから10分程かけて
アパートがあるareaに出かけ一人で探し始めた。
探しはじめて3日目位に手頃な物件を見つけ入居することに決めた。
私たちが住むようになったのは、keystone Aveの2階建てアパートで道路
側から二軒めの一階の部屋である。2bedroom and 1.5bathroom 
でlivingは10畳位で広く暖炉も付いている。
家賃は850ドル(約12万円)。他の物価は日本よりかなり安いが家賃は別格で
ある。
1.5bathroomとはbathroomが二つあり、ひとつはbathtab付きの風呂で
もう一つはシャワーだけのbathroomである。何れにもトイレが付いている。
マリナデルレイ(Marina Del Rei)
マリナデルレイはロス空港の真北に位置する人口約8000人の町。
その中に23の係留基地があり5000以上のボートが繋がれている。
実際に見てみるとその豪華さには唖然とする。
数億円はするであろうと思われるプール付きの豪奢なボートがずらり
と並んでいるのである。
アメリカンドリームを実現して巨万の富を得た人々が、休日を友人
達とクルージングを楽しむのであろう。
Fishermann’s Village にはアイスクリーム屋さんファーストフ
ード屋さん等があり庶民も気楽に楽しめる。私たちも休日によく出か
けたものである。
USCの食堂
USCのキャンパスには200以上は収容できる大食堂、
50人程度の中食堂、ファーストフードが利用できるカフェテラス
などがあった。
私は他の研究生と連れ添って中食堂によく出かけた。食堂という
より豪華なレストランという雰囲気である。
プラスチックのお盆を持って好みの料理を選ぶのである。
パン、サンドウィッチ、ショートケーキ、ビフテキ、ポーク、サラダ、
スープなどどれも食べたくなる物ばかりである。
レジで精算しテーブルにつく。4ドル(560円)も払うと十分である。
同じ研究室のジミー、ジミーの友人のマオ、望月さん、伊藤さん達と
このレストランで昼食のひとときを楽しんだものである。
キャンパスの外には民間のレストラン街がありそこにもよく出かけ
た。