アメリカの治安(その1)
 アメリカの治安については渡航する前から不安な気持ちはあった。

銃社会であることはよく知られているし、USCはロスアンゼルスの

ダウンタウンにあり治安が悪いから気をつけた方がいい、という大

学の同僚もいた。

 家族で住むアパートをさがすとき、住むエリアによって家賃が変わる

のである。 エリアはvery good area, good area, bad areaがあった。

私たちが住むようになったエリアはgood area に属するwest Los

Angeles である。2bedroom に1full bathroom、half bathroo

m livingroomにkitchenで850ドル/月である。1ドル140円換算

で約12万円である。Los angeles は米、肉、魚、野菜、果物などの

食料品やガソリンはとても安価であったが、家賃は別格で高かった。

good areaに住むようになったこともあり昼間の治安はほとんど意識

しなかったが、アパートの洗濯機はコイン式の共用でアパートの地階

にあり、いったん外に出ないと地階に行けなかったから、夜に洗濯で

外に出るときは、治安に不安を感じていた。それでも2カ月が過ぎる

頃にはその不安は薄れてほとんどなくなっていた。

つづく
アメリカでの自動車免許取得

 
私は40歳まで自動車免許を持っていなかった。アメリカに長期滞

在する機会に恵まれなかったら多分自動車の免許は取っていなか

ったであろう。
 
 10月にロスアンゼルスに着いて、一か月は住居探しや子どもの小

学校、、幼稚園の入学手続きなど生活基盤作りで多忙であったが

11月の半ば頃には落ち着いてきた。

 年が明け元日は午後からローズパレードを見に車で2時間程かけて

現地に入ったが、残念ながら終了した後で、観衆が残した多量のゴミ

がパレードの賑やかさを物語っていた。

 親戚がいるわけでもなく、正月は時間を持て余していた。この機会

を利用して自動車の免許を取ろうと思い立ったわけである。

 アメリカの自動車免許の試験の実施方法は州によって異なるが

大同小異である。 日本では20万円以上も出して、試験も厳格である

が、アメリカ、特にカリフォルニアでは、実技試験も含めて費用は10

ドルで、筆記試験をパスするとその場で仮免を交付してくれる。仮免

を取得すると免許所持者が同乗すると運転して構わない。もちろん

私のような初心者はほとんどクルマが走らない住宅地で練習するし

かないが。

 年が明けて二日目の1月2日に筆記試験の5種類の過去問に一通

り目を通した。 三拓の問題が50問ありミスが7問以内なら合格で

ある。 翌日3日にDMV(Department of Motor Vihicles)に筆記

試験を受けにいった。受付で受験料の10ドルを払い受付を済ませて

しばらく待っていると、名前を呼ばれた。

 受験窓口で問題用紙を渡されて、空いた席に座り試験開始である。

所要時間は60分位だったと記憶しているが定かでない。 辞書持

込みOKであるから一応持ち込んだが、専門用語は前日に覚えて

いたから辞書を引くことはなかった。 中には正解の番号を辞書に

書き込んで来てカンニングする人もいるらしいとは聞いていたが、試験

官が見回りに来ていた。

 30分程で答案を仕上げて窓口に持ち込むと、すぐにその場で採点

し、結果を知らせてくれた。1問不正解で合格し、またその場で仮

免許証を交付してくれた。

 最初の2時間位はカリフォルニアの免許を取得していた妻に同乗

してもらい運転を教えてもらった。その後は、アパートがあるブロック

のkeystone Ave.の周りを一人で練習した。2週間後位から2車線の

Motor Ave.に入って運転できるようになった。しかし、さすがにfree

way(高速道路)には入ることができなかった。

 こうして1か月が経過した頃の2月初旬に実技試験を受けに行った。

 自分の車で実技試験を受けるわけで、順番待ちで私は7番目位

であった。2月の上旬でも日中は気温20度を超えていて暖かかった。

 決まったアパートに住むようになってほどなくして手に入れた中古の

車である。 車はblueのnissann sentra(日本のニッサンサニイ)。

 いよいよ順番が回って来た。 正午を周った頃で、晴れの天気で

あった。私はカッターシャツに紺のベストであったが車内は少し汗ば

む程になってきた。 私は試験官も暑いだろうと気を利かし、左ハン

ドルのシートベルトを外し、右側の助手席の窓を開けた。

 ほどなくして制服の40代の小柄で小太りの女性の試験官が乗り込

んできた。 今日は私で何人目だろうか、疲れているようで無表情

であった。

 「go」とスタートの合図。

アクセルを軽く踏み、いよいよ試験開始である。

「turn left」、「turn right」 としばらく住宅地を走ったが、突然片側

2車線の大通りに出た。

「change lane」という言葉を聞いたとき、私はあっと気がついた。

さっき窓を開けた後シートベルトを締め直すのを忘れていたのであっ

た。仕方ないからそのまま試験官の指示通りに運転を続けた。

 試験が終了しその場で採点し結果を渡してくれた。change lane

するときに振り向くのが早すぎて大幅減点があり採点結果は73点で

あった。70点以上は合格である。 幸いにシートベルトの不着用の減

点はなかった。 私のベストがシートベルトと同じ色の紺色だったため

試験官は気がつかなかったのだろう。ラッキーであった。

 その後、大学に通うのも自動車で行くことが多くなった。また、週末

を利用しての、universal studio、disney land、magic mountー

ain、san francisco、las vegasなどへの家族小旅行は妻と交代

で運転してよく出かけた。
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