インターネット家庭教師
ONWARD  オンワード
アメリカの治安(その2)
 アメリカが本当に銃社会であることを実感することが二度あっ
た。

 一度はドライブ中の出来事であった。片側1車線の道路を走

行中、歩道の民家の壁に労働者風の男が壁に後ろ向きに立たさ

れ、腕は背中に組まされて一人の警官が拳銃を背中に向けて

いた。その光景を横目で見ながら車を走らせたが、さすがに驚

きびっくりした。
アメリカに来て5カ月も過ぎた頃で、すっかり生

活にも慣れて治安のことは忘れていたがやはり治安はよくな

いんだと再認識させられた。

 2度目は、知人とダウンタウンエリアの公園を歩いていたときで

あった。突然二人の警官が銃を片手に私たちの真横を歩いて

いた一人の男に「ホールドアップ」と叫びながらその男を確保し

ようとしていたときである。このときは、一度目とは比べ物に

ならない位に驚き背筋が凍る思いであった。さすがに発砲まで

は至らなかったが。知人の話によると、麻薬関係ではないかと

いうことであった。

 今でもアメリカでは銃を規制する動きと銃所持擁護派との対

立は激しい。日本のように銃のない社会がアメリカで実現する

としても随分先のことであろう。
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銀行での出来事
 アメリカ到着後はロスアンゼルス空港から車で15分程度の所に
あるpico大通りがすぐそばのroyal westwood motelに2週間
程宿泊した。
 その間、これから家族が1年間を過ごすアパート探しをした。10日程
の後2bedroom、1.5bathroomのアパートを契約することになった。
マネージャーに会うと、契約金として1250ドルの小切手を持参する
ように言われた。 家賃は月850ドル。当時1ドル140円であったか
ら日本円で12万円位である。
私は早速、モーテルの近くの銀行(social security bank)に現金1250
ドルを財布に入れて小切手(cashiers check)を手に入れに出向いた。
窓口に30才前後の若い男性行員に、1250ドルのcashiers checkを作っ
てほしいと言って、1250ドルを手渡し、しばらく待った。
ほどなくして、Mr.kanaokaと声がかかり、カウンターに行きcashiers 
check を受け取り、thank you と言って、ドアを開けて出ようとしたとき、
額面を見てみると、なんと1050ドルではないか。
わたしは、驚きあわてて、カウンターへ戻り、大き目の声で、先程の行員に
額面が間違っていると言った。
行員は額面を見て、素直に間違いを認めて、just momenntと言って、作り
直したのを持ってきた。今度は確かに1250ドルであった。
行員は平然とした様子でにこにこしていた。
日本では考えられないできごとである。
ベニスビーチ
私たち家族が住むアパートからベニスビーチまでは車で10分程度であった。
週末には家族でよくでかけた。北のサンタモニカビーチから続くベニスビーチは
大道芸人たちがたくさんいて芸を見て楽しむことができた。
週末は特に芸人さんが多く、道路は多くの見物人で賑わっていた。
観光客目当てのお土産店、喫茶店、レストラン等いろんな店が立ち並んでいた。
ガラスの破片を敷き詰めたシートの上に素足で飛び降りたり、パントマイムをしたり
5、6人でアクロバット体操をしたり、手品をしたりと色々な芸をみることができた。
砂浜の向こうは太平洋である。水平線の上は真っ青な青空が広がっている。
また、ロスアンゼルを訪れる機会があれば是非行って見たい場所である。
ラスベガス
6月にラスベガスに2泊3日で旅行することにした。
ロスアンゼルスからラスベガスまで車で時速90キロ位で5,6時間である。
ネバダ州に入ると砂漠地帯の中を走るため、周りは家一軒ない荒涼とした風景が続く。
途中道路が一直線で10キロは続いていると思われるコースがあった。
ハンドルを握っていると眠くなってくる。眠気覚ましに後部座席にいる子どもがコーラ
を手渡したりしてくれたり肩を揉んでくれたりするが眠気は治まらない。
一直線の伸びた道路は遥かかなたの山の頂で消えている。日本では見たことがない
風景である。
どうしても、眠気が取れないときは運転を妻と交代する。
こうして6時間近く走った後前方遥か彼方に忽然とビル群が目に入ってくる。ラスベガス
である。
 町のなかに入ると豪華なホテルがずらりと並んでいる。ホテルは予約していなかったから
飛び込みでホテルの部屋をとった。妻と9才の長女、6才の長男、3月に生まれたばかりの
二女の5人であるが、ベッドが二つある部屋にした。
日本とは違って人数ではなく部屋数で料金は決まる。どのホテルも一階はギャンブル
場である。お金はギャンブルで落として下さいということか、部屋代は家族5人で20ドル
日本円で2800円位と激安であった。
ホテルのレストランでの食事も豪華なメニューでもとても安かったのを覚えている。
近くに、サーカスが無料で楽しめる有名なホテル、サーカスサーカスがあり、夕食を
済ますと長女と長男を連れてサーカスを見に出かけた。
翌日はフーバーダム、グランドキャニオンを見に行くことになった。
朝の10時頃に青空駐車場に停めていた車に乗り込み、ハンドルを握ろうとしたら
あまりにも熱くて火傷をしそうであった。ホテルの野外温度計をみると摂氏42度である。
こんな気温を経験するのは初めてであった。
ハンドルに厚手の布をかぶせ熱気が冷めるのを待って出発した。
中学生のとき社会で習ったニューディール政策で建設したとされるフーバーダムはさすがに
巨大であった。