【脳卒中で倒れる】
救急の日、救急指導中に救急車で救急病院に運ばれてしまった笑い話のような出来事だった。
平成8年9月9日(救急の日)、救急医学界の依頼で日本赤十字社が、東京駅で救急法コーナーを開設していた。私は、日本赤十字社の救急法指導員として参加していた。
私は、ステージ中央に元気よく立ち、マイク片手に、救急法の意義を5分程スピーチした。「人が倒れています。」このセリフから始まり、人形を使っての人工呼吸や心臓マッサージ等の実技を行った。
お客さんも急に増えて、乗降客や一般の人でかなりの人だかりになってきた。
順調に事が運び、これからという時に気分が悪くなり、次の指導員に交代を申し出た直後、全身の力が抜け、記憶も薄れてしまった気がする。
幸いな事に、脳外科の医師も参加していたおかげで、医師による応急処置がすばやく施され、救急車で駿河台日大病院へ搬送された。
私がステージでやっていたことが、実際に自分に施されるとは皮肉だった。
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