size 縦70cm*横100cm

イタリアの思い出

1996.12
ハンズ大賞予選通過

5年前、初めて訪れたイタリアの町並みの美しさ、とりわけ屋根瓦の色の豊かさに見とれているうちに、ふと明治初期生まれの祖母が織った布が頭に浮かんできました。
孫のために祖母が織ってくれた縦縞の「銘仙」は姉が着て、続いて私が着古して、その後ずっとたんすの引出しの中に眠っていました。 40年ぶりに手に取った銘仙は、あのイタリアの屋根瓦と強く重なりました。私はイタリアのイメージをキャンバスに絵を描くように、布を絵の具に見立てて、表現することに夢中になっていきました。 これが私のキルト絵の始まりでした。