接続法概説

接続法ですが、英語では特に対応するものがありません。

フランス語のようなロマンス語系のことばやドイツ語を勉強 したことがある人には馴染みのものですね。

さて、接続法ですが、簡単に言うと

”形”としては

   1)接続詞 che を使った複文(主文+従属文)で使う
   2)主文と従属文で主語が違う場合に使う(注1)

”意味”としては

   主観的なことを述べる (客観的な記述は、直説法)

ということです。

例として、

   Penso che lei sia felice.  = I think that she is happy.
                                -            ===

”形”のところで 主文と従属文の主語が違うと書きましたが、同じ場合は 以下のようにイタリア語では不定詞になるんですね。

   Penso di essere felice.  = I think that I am happy.
                              -            -
時制は、4つあって

   主文(現在,未来)+従属文(現在) = 接続法現在  (であると思う)
   主文(現在,未来)+従属文(過去) = 接続法過去  (であったと思う)
   主文(過去)      +従属文(現在) = 接続法半過去(であると思った)
   主文(過去)      +従属文(過去) = 接続法大過去(であったと思った)

となります。
(注1)

ローマでイタリア語を習った人に聞いたところ、主文と従属文の主語が 同じ場合にはどちらでも可能で同じことを表わすとのことです。厳密に 区別しているのではなく、「主文と従属文の主語が同じ場合に限り、"di + 不定詞"で書き換える(言い換える)ことができる」と言う教え方だった そうです。


この講座を書くにあったって、英語で書かれた中級のイタリア語 の独習書をいくつか参照しているんですが、簡単のためか、私が 挙げた2つのルールを使って説明しています。勿論、それが正しい と言っているのではありませんが、ただでさえ複雑に見える接続法 を説明するにはよい方法だと思います。

ここから、本題:

不確実な気持ちが入ると接続法を使うんですね。確かに、不定詞だと このような不確実な気持ちを表せませんね。

    Penso di essere felice.  だと 

       幸福だと思っている(確信がある)

    Penso che io probabilmente sia felice.  だと 

       多分幸福なんだろうと思うんだけど ....
                                             
   のような感じですか ?
  
  普通は自分のことなら不定詞の方と考えておいていいと思います。

   Penso che Mario sia felice.  なら他人のことですから、おそらくという
   
  ニュアンスが入るので、接続法ですね。

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