接続法半過去の用法

接続法半過去(大過去)ですが、

 主文(過去、条件法)+従属文(現在)= 接続法半過去(であると思った)
 主文(過去、条件法)+従属文(過去)= 接続法大過去(であったと思った)

の形です。

基本的に主文が過去形の場合、接続法現在の代わりに接続法半過去、 接続法過去の代わりに接続法大過去になります。従って、接続法現在 で説明した文の主文を過去にすれば、意味が過去になるだけですべて そのまま使えます。

 接続法を取る動詞の場合

    Penso che lei sia felice.
    =====         ---
    Pensavo che lei fosse felice.
    =======         ------

    Penso che lei sia stata felice.
    =====         ---------
    Pensavo che lei fosse stata felice.
    =======         -----------

 非人称の場合

    E` necessario che tu compri una macchina.
    ==                   ------
    Era necessario che tu comprassi una macchina.
    ===                   ---------

 接続法を取る接続詞の場合

    Sebbene lei sia ricca, non e` felice.
                ---            ==
    Sebbene lei fosse ricca, non era felice.
                -----            ===  
   
 最上級+関係節

     E la piu` bella bambina che abbia mai visto. 
     =                           -----
     Era la piu` bella bambina che avesse mai visto.
     ===                           ------

  不定代名詞

     Voglio comprarlo qualunque sia il prezzo.
     ======                     ---
     Volevo comprarlo qualunque fosse il prezzo.
     ======                    -----

以下は雑談:

主文に条件法の場合も、接続法半過去(大過去)を使いますが、 条件法は過去形と同じ扱いなんですね。(注1)

英語だと条件法的な使い方は、would like to とか could の ように助動詞の過去形を使いますから、同じような考えなんで しょうか。過去を使うと婉曲な言い方になるようですね。 イタリア語でも半過去で同じような使い方がありますね。


接続法過去を見て、近過去・半過去との関係はどうなっている のか、疑問に思った人はいませんか ?
例えば、

    Penso che lui torni a casa.        (Lui torna a casa.)

    Penso che lui sia tornato a casa.  (Lui e` tornato a casa.)

で従属文は、直説法現在と直説法近過去ですね。

それでは、以下のような半過去の場合は、どうでしょう。

    Lui leggeva un libro.  

この場合は、接続法半過去なんですね。  

    Penso che lui leggesse un libro.

それでは、Penso -> Pensavo になったらどうなるんでしょうか ?

    Pensavo che lui avesse letto un libro.  かな ?

(注1)

条件法が過去形(未来形の)と同じ扱いと言うのは、2つの理由が あります。

 1)語尾変化が avere の遠過去と似ている

     -rei, -resti, -rebbe, -remmo, -reste, -rebbero
  
     e(bb)i (av)esti ebbe (av)emmo (av)este ebbero

     単純未来と語幹が同じので、未来形の過去と考える。

  2)英語だと条件法のような使い方は、過去形で行う。

      I would like to = vorrei のように使う。

      また、英語の仮定法だと、

       If I were a bird, I could fly to you.

      のような文は、イタリア語だと could fly の部分は
      条件法(この場合は、現在)ですね。

       If I had had enough money, I would have bought it.
のような場合は、would have bought の部分は条件法 過去ですね。

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