遠過去の概要

遠過去(passato remoto)ですが、フランス語だと単純過去ですね。

頻度から言えばあまり使われることはないようで、英語で書かれた イタリア語入門や中級レベルのものからは完璧に落ちています。

その意味でイタリア語の過去というのは、

  近過去:完了した過去 (現在と関係しているので”近”)
  半過去:未完了の過去 (完了していないので”半”)

ですが、それ以外に

  遠過去完了した過去(現在と関係ないので”遠”)

ということです。

遠過去の特徴ですが、使われない割に不規則変化の動詞が多い ことで、困ったもんです :-( いくつか規則はありますが ..

用法ですが、現在に関係ない完了した過去ですから、近過去と 同じで、過去のある時点で完了したこと、または一定期間継続 した動作や状態を総体として(完了したものとして)表す場合に 使います。

それから、フランス語の単純過去のように小説や物語の中での 過去の描写、ことわざや格言でも使われます。


(Q1)「遠過去の用法」文中の

Sono stato tre anni a Firenze e poi mi sono trasferito a Roma.

は先立過去を利用して

Ero stato tre anni a Firenze e poi mi sono trasferito a Roma.

とも言えるのでしょうか?

(A1) 先立過去なら、Fu stato ... ですね。

  大過去= 補助動詞の半過去 + 過去分詞
  先立過去= 補助動詞の遠過去+過去分詞


(Q2) 先立過去は近過去の動作と関係するそれ以前の動作を 表すとき使うと考えていいでしょうか?
  坂本文法(p.230)によると

   1)主節の動詞が遠過去であること
   2)時を表わす従属節の中で用いられること
   3)従属節は主節の動作の直前に起こったことであること

  の3条件を満たす時にのみ使うとあります。

  この例文だと先立過去ではなく遠過去でOKのようですね。

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