基本とは何か


   外国語の習得に関して、敢えて言わせてもらえば、

      1.  ただ覚えるべし
      2.  理屈(文法)は”基本的な事柄”に絞るべき

   だというのが私の持論です 8-)

   ”基本的な事柄”とはそれを知らないと話にならない、文が組み
   立てられないようなことで、文法上の区別が理解を助けるレベル
   までです。それ以上の些細な違いは、中上級になって、必要な
   レベルに達してからでいいと思うのです。

   「超勉強法」にも書いてありますが、”8割を目指す”という意味は
   全体の2割を習得すれば、8割がわかるということなんです。

   ビジネス書でよくでてくる「パレートの法則」(パレートは、イタリア
   の経済学者:パレート最適等々)とか「2:8の原則」とか言われて
   いるもので、例えば

   「セールスマンの2割が売上の8割を占める」とか
   「顧客の2割が売上の8割を占める」とか
   「PCのコマンドの2割で操作の8割を占める」 等

   要するに、「重要な2割に集中すれば、8割の成果が得られる」
   という

   優先順をつけて物事をやることの重要性を説いているものです。

   イタリア語学習に応用すれば、

    「文法の2割を押さえれば、8割は理解できる」となります。

   ですから、徹底的に基本だけをやり、細かいことは忘れてもいい
   と思います。

   何でも80点を取るのは簡単なんです。少しの努力でOKですから。
   でも90点から95点、95点以上は1点あげるために莫大な努力
   が必要なんです(そう思いませんか ?)。

それから、基礎がないとある以上にいけないことは事実です。スポーツ
でも悪いフォームだとある以上は上達しないと言われていますよネ。結局、
自分がどのレベルまで行きたいかということで答えは変わると思います。

私の場合、英語の場合ですが、自動詞・他動詞の区別に注意したことは
ありませんし、聞かれても答えられません 8-(  ポイントは、自分の
到達したいレベルの理解に文法的な区別が必要か否かでしょうネ。

[継続は力なり]

私の場合、”面白い”が先にあるので(多分、野口先生も)、決して 単調な努力ではなく、継続という意識もないです。面白いという ことで、結果として継続してるだけ 8-)

[つまらない勉強は止めよう]

乱暴な言い方ですが、もしやっていることがつまらないなら、勉強は 止めた方がいいです。世の中、勉強以外に面白いことは沢山あります もんネ 8-)

[方法論は大事]

効率と言った場合、目標に対する成果ということですが、目標が曖昧 な人が多いです。「外国語上達法」(千野栄一、岩波新書)によれば、 具体的な目標を持つというのは決定的に重要です。会社の仕事でも Goals + Strategy (Games Plan)がある人とそうでない人では必ず、 差が出ますね(オジサンの観察では)。逆に、毎日、いろいろやっ ているが、サッパリ全体像が見えず、成果が上がらない人も結構 います。これって、能力より考え方+方法論の差が大きいです。

「超勉強法」ですが、あれは方法論の本ですが、小手先の手法と いうより、自分にとって”面白いこと”をやるという考え方が ポイントのように思います。
  超勉強法の原則2 全体から理解する(原則1面白いことを勉強する、
  原則3 8割までやる)

  私も最初からそう思っていたのではなく、30代後半ぐらいからその
  ことに気が付いたんです。それと、何度も紹介していますが、千野栄一
  先生の「外国語上達法」(岩波新書:黄色)を最初に読んだとき、
  これだと思いました。薄い本ですが、とてもタメになる本で、私は
  座右の銘にしています。最近は野口悠紀雄先生の「超勉強法」(講談社)
  という本も出ていますが、勉強というのは、方法論が大事なんです。

  勿論、才能の差があることは言うまでもありませんが、才能が同じ
  なら、勉強法で差が付くんです。外国語の場合、千野先生もおっし
  ゃっているように、

    ”自分の目標に照らして、必要なだけする”

  のがコツで多くても少なくてもダメなんです。

[プロセスを楽しむ]

プロセスを楽しむって大事ですよネ。よく就職の時、将来性がある と皆がいう会社に行くか、自分の好きなことができる会社に行くか というのがありますが、結論から言えば、「自分の好きなことが できる会社に行く」方がいいようですネ。何故なら、そこの会社が 伸びればそれに越したことはありませんが、そうでなくとも自分の 好きなことをやったということで納得できると思うんです。将来性 ということで好きでもないことをやって、その会社が上手くいかな くなったら、目も当てられませんもんネ(そういうのが、同級生に いるんです:社会に出て20年もすると結果が分かるんだな、これが)

[不規則動詞は覚えるベシ]

不規則変化を覚えないと、文を見ても即座に意味がわからない し、経験的にこれを覚えておくと後の勉強が楽チンと思って います。そんなわけで暗記するんですが、ただ「覚えるんだ」と 悲壮感や義務感はなく、ゲーム感覚で覚えます。家の娘もそう ですが、ケームとしてやってると字(単語)を覚えますネ。あ〜、 できた -> 嬉しい -> またやろう のような感じです。大人では そうはいきませんが、限定的な目標(例えば不規則変化を覚える) に対して、ゲームとしてやることは可能と思います。

活用ソフトなんか使うと能率が上がります(これは、記憶のメカニズム と関係あるみたいで、間違いを即座に訂正されると覚えるということの ようです。私も経験的にその方法を使ってました。)

[理屈は後からついてくる]

理屈で覚えるのはある程度の基本を押さえた後です。 関連つけて覚えると記憶が確かになりますよネ。それから、単語帳 を1ページから覚えるという超人技に挑戦したことはありません。 これは、退屈ですもんネ。テキストに出てきた時に覚える、関連語彙 を覚えるというのが正攻法のように思います。それでは、何故単語帳 を買うのかと聞かれれば、それは単語の頻度表を見るためと、覚えた 単語を確認するためです。そこで頻度が高く、よく見かけるけど、 覚えていないものを覚えるという使い方です。

[書き言葉には気を付けよう]

私も文章が攻撃的にならないようにしてるんですが、論旨が伝わる ようにすると語調が強くなるんで難しいですね。後で読むとかなり 攻撃的に見えますが、私は対立するか別の論点を挙げているだけなん です。誰かが何かを言って、ただ納得というんだと、「あとは個人 の努力よ、頑張って」のような結論になり「それじゃどうんすれば いいの」ということになると思うんです。

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