備水砥





「砥石の硬さ」
(低)・・・・☆・・(高)

「刃物の当りの硬さ」
(軟)・・☆・・・・(硬)

「研ぎ汁の泥っぽさ」
(重)・・・☆・・・(軽)

「研磨力」
(低)・・・・☆・・(高)

「目つまり」
(有)・・・・・☆・(無)

「キメの細かさ」
(粗)・・・・・☆・(細)

「総合評価」
(悪)・・・・・☆・(良)



有名な天然中砥石で、サイズは少し小さめです。
備水系を多く見てきた方のお話では、天草砥は基本的に硬く、粗い傷を無数に付けやすいタイプが多いのに比べ、備水砥は刃当たりが柔らかく、キメも比較的揃っていて滑らかさもあるので、一般的な刃物研ぎに使うには、備水砥(天草も備水系ですが・・・)の方が明らかに向いていると言う事です。


研磨力は結構高く、人造中砥石でも、研磨力が無いタイプの物より、高いくらいです。
キメの具合はかなり細かいので、次の段階での研ぎがかなり楽です。
刃当たりは柔らかめで、砥面段差を感じにくく、扱いやすい砥面をしています。
砥石硬度は、一般的な人造砥石クラスよりもまだ硬いですが、天草砥よりも柔らかい上に密度も高いので、平面保持力もかなり持ち合わせています。
修正の苦労もさほどありませんし、扱い面での苦労もありません。

難点は特に見当たりません。


全鋼系や超硬系では基本的に乗りが出にくいので、あまり向かないタイプですが、合わせ刃物系(地金と鋼)の場合には、大きな問題は無いようです。

この手の砥石は、基本的な研磨力がある程度ありますので、かなり粗い修正は必要無く、多少粗め程度で抑えるのが良いでしょう。





このサイズクラスでは、安価でそこそこ良質な物がまだ入手出来ます。
味わいのある中砥石で研いだ刃を求める方は、試しに一度使ってみては如何でしょうか?。
※天然物ですので、備水砥の全てがこれに当てはまる訳ではありませんので、ご注意下さい。
2006/8/4






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