| 私のおじゃる丸ベスト4
オバケ屋敷の館長さんは、浮世離れした、掴み所のない、不思議な人です。足を宙に浮か せて地面を飛ぶようにして移動できるので、どうも人間では無いみたいです。 お声(津田さん)は砂糖菓子のように甘く無邪気で可愛いのです。「ふふふ‥」という笑い声 にはズッキュ〜ンと胸を射られ、子ども番組とは思えない、いや、子ども番組だからこそ サラリと出せる大人な(?)セリフで魅了してくれます。 そんな「おじゃる丸」のベスト3を考えた時、どうしても3つに絞ることはできず、ベスト4になり ました。それぐらいこの4つのお話は大好きです。(以下、順不同。ネタバレ注意) ◎「おじゃる オバケやしきへ行く」 ビデオ:第2シリーズ第1巻収録 「きえぇぇぇ〜〜」という怪鳥のような叫び声とともに、館長さん、おじゃる丸初登場です。 「月光町の皆様、こわくて楽しいオバケ屋敷へようこそ」(館長さんの顔アップ) ‥‥なんという印象的な初登場シーンでしょうか。また、「ようこそ」のなんと妖艶なこと! 初めてオバケ屋敷へやって来たおじゃる丸達の前に、パイプハンガーにぶら下がって現れ る館長さん。コウモリのように逆さまになって登場するため、わざわざパイプハンガーを用意 したようです。なんと可愛らしいこと! オバケ屋敷に入って行ったおじゃる丸達を出迎えたのは、まず、アルバイトでオバケをして いるケンさんでした。正体を見抜かれ落ち込むケンさんに、新人アルバイターの仕事ぶりを 見張っていたのか館長さんが岩場の影から顔だけ覗かせて、肝試しの怖がらせ役の人が するようにアゴの下から懐中電灯で自分の顔を照らしながら、「頑張って」と声をかけます。 それがまた何とも不思議なお声!津田さん、素晴らしいです。 最後、おじゃる丸達と一緒に回っていた’うすいさちよ’さんをオバケ役にスカウトしたい館長 さんが、うすいさちよさんに言うセリフがまた!「君が欲しい‥」「君しかいない‥」ですよ! 子どもの番組だと思ってあなどれません。一番きわどいセリフを言って下さいます。 これはレンタルで見たのですが、即、購入しました。 ◎「月光町の夜」 ビデオ:第2シリーズ第14巻収録 本田先生、川上さん、館長さんで夜の月光町の見回りをすることに。張り切ってテンションの 高い本田先生、夜の町を怖がって早く家に帰りたい川上さん、オバケに会うことを楽しみにし ている館長さん、3人のやりとりが最高におもしろいお話です。 以下、私の好きなシーンです。 川上さん「おどかさないで下さいよぉ、館長さん。」 館長さん「申し訳ない。つい仕事の癖で暗闇にいると人をおどかしたくなってしまう」←妖しい 本田先生「おお!そうか。館長はオバケ屋敷の館長さんだったなぁ!」 館長さん「ふ・ふ・ふ」 ←こんな妖しい笑い方、どうやったら出来るのでしょう! 川上さん「楽しそうですね、館長さん。」 館長さん「まぁね。」 ←何かを含んだ意味深な言い方。館長さん余程嬉しいのですね!(笑) ‥‥‥‥略‥‥‥‥ 怪しい人影を見かけ、追いかける3人! 川上さんがふと見ると、館長さんの足が地につい ていません。地面すれすれを飛んでいるように見えます。 川上さん「あの‥、館長さん?」 館長さん「はい。」 ←この自然なお返事、可笑しいです。 川上さん「今、飛んでません?」 館長さん「いえ、飛んでませんよ。」 ←このセリフ、最高に笑えます。大好きです! 「だって飛んでるよ!」とか突っ込まれても どこ吹く風な館長さんの雰囲気がよく出ています。 最後、コサックダンス(と言うのでしょうか、ロシア風のダンス)まで踊ってしまう館長さん、 館長さんは妖しくて不思議な人という印象が深まるお話です。 この川上さん役を『テニスの王子様』で荒井役、柳沢(ダーネ)役をなさっている森訓久さん がされているのも意外な発見でした。これもレンタルで見て、即、購入しました。 ◎「ドキドキしない館長さん」 いよいよ夏が近づいて来るので、館長さんはオバケ屋敷造りに励んでいます。 自分はドキドキしたことが無いのでドキドキするとはどういう感じなのか解らないけど、人を 怖がらせてドキドキさせるのは大好きだと言います。(この時、怖がり方の例として3種類の 叫び声をあげるのですが、最後のは海馬の声に近くてドキッとしました。) おじゃる丸の提案で夏の間アルバイトを募集することにした館長さんのところに、アキコさん が応募して来ます。アキコさんは冬にスキーを教えているので、夏は暇なのだそう。試しに オバケ屋敷に入ってみたアキコさんの怖がりっぷりが気に入られ、採用試験に見事合格。 仕事仲間に紹介するため館長さんはアキコさんを連れ、オバケ屋敷内を案内します。 ゾンビ君、フランケンシュタイン君‥と紹介される間、ずっと館長さんのマントの裾をギュッと 握り、怖さに耐えているアキコさん。最後のユーレイみたいなオバケ君のところに来たとき、 アキコさんは我慢できずに思わず館長さんの手を握りしめます。「あ?あ‥」と反応する館長 さん。可愛らしくて、お口にいれるとスーッと溶けてしまう砂糖菓子のような淡い淡いお声で す。お顔もポッと赤くなり、ちょっと戸惑った感じの津田さんの演技がたまりません! 「そちの心臓がドキドキしておるのが麻呂に伝わってくるでおじゃる。」館長さんに抱っこされ ているおじゃる丸にそう言われて、「うん。」と答える素直なお声がまた可愛い! こうして、ドキドキするとはどういう感じなのか館長さんにもわかった、というお話。 ストーリーも津田さんの演技も、本当に可愛らしいお話です。 ◎「オバケからの贈り物」 「ふふふ‥、そろそろ行きますか。」部屋の中で逆さまにぶら下がってユラユラ揺れながら、 館長さんはそうつぶやきます。「ふふふ‥」の笑い方といい、「行きますか」の言い方といい、 無邪気でとても可愛いです。 口笛を吹いて(これも津田さんですか?)、塔の屋根に立ち(オバケ屋敷の上でしょうか)、 あちこちからオバケ達を集め、たくさんのオバケ達を一つのボールのようにまとめてそれを 毬つきのようにポンポンしながら館長さんは寒い冬の町へと向かいます。 一つのボールにまとまってはいるものの、おとなしくせず暴れ出すオバケ達に向かって、 「ああん、駄目ですよぉ!順番ですぅ〜。無理を言わないでぇ。」 「そうじゃなくてぇ、逆さまは危ないんですぅ。」 と、すべての語尾に小さい母音をつけたくなるような言い方が、「可愛い」だけの表現では 物足らないのですが、可愛いとしか表現できない可愛さです。新任の保父さんみたいです。 なんとかオバケ達をまとめ、「ワンツーワンツー♪〜」と指をならしながら調子を合わせて、 みんなの玄関先にみかんの皮、貝殻、猫の毛玉、小枝といった不思議な贈り物を置いて 回る館長さん。寒い冬にみんなの心を温めるため、贈り物をして回っているようです‥。 この贈り物配りがおじゃる丸に見つかり、おじゃる丸の悪口を言っているらしいオバケ達の 口を封じて「あはは‥この人達、口が悪いから」と言い訳する館長さんの困った口調が笑い を誘います。「プレゼントおまけするから、このことは内緒。」と言って、館長さんは去って 行きました。 とてもメルヘンなふわっと心が温まるお話です。寒い冬に炬燵に入って見たいですね。
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