FISM入賞者統計
――マジックが盛んなのはどこの国?――
1946年から2003年までの入賞者リストを元に受賞者(受賞のべ回数)が多いのはどこの国か、集計してみました。
結果が下のグラフです。
(統廃合などで現在とは国名が変わっている国もありますが、エントリー時の国名表記に基づいて集計しています)

フランスが断トツで1位。ついでオランダ、ドイツと続いています。
しかし内訳を見ると、2位のオランダは全受賞数こそフランスにリードを許していますが、グランプリ受賞回数は最も多く、10回。質では負けていないことを示しています。
また、ロシアは受賞3回と回数では比較的下位に属しますが、その全てがグランプリであることに驚かされます。厳選された精鋭が出場してきているということでしょうか。
さて、さらに細かく、上位4ヶ国について受賞者の経年推移を見てみましょう。すると、大変興味深い傾向が現れてきます。




フランスは毎回ほぼコンスタントに受賞者を出しています。一方、2位のオランダは50年代後半から60年代にかけて非常に多く入賞していますが、80年以降は断続的にしか入賞者が出ていません。
反対に、入賞者数がオランダとほぼ同じドイツは、そのほとんどが1970年以降に集中しています。さらに、1990年代からは毎年のべ6人以上の受賞者を出し、今がまさに黄金時代であることを示しています。
またヨーロッパ中心の大会であるFISMですが、エンターテイメント大国・アメリカは1980年代以降健闘し、4位に食い込んでいます。
ドイツもアメリカも、FISMには設立当初からではなく、遅れて参加した国です。にもかかわらず、上位に並ぶ数の優秀なマジシャンを輩出している。現在ではむしろこちらの二国のほうが勢い盛んであると言えるでしょう。
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